サーバーを使わないWebサイト作った

 Webサービスを作る若者の集い - はてなブログ グループにまだ誰も参加してくれないので(これを書いている時点では)、まずは自分のサービスを紹介しちゃう。

 

 WebRTCという技術があるんだけど、そいつはブラウザさえあればサーバーを介さずにユーザー同士を繋いじゃう技術だ。要はブラウザだけでP2P出来ちゃうぜ、変なソフトとか特別な設定とかなんもいらないんだぜ、という夢のテクノロジーなのである。おまけに実装も難しくなく、また、どのブラウザでもそこそこ対応が進んでいてる。

 そんな面白い技術があるのだから、ウェブ研でもさっそくWebRTCを使ったサービスを作ってみた。

 

 ペーパートーク - WebRTCでチャット・通話・ファイル送信 -

 

 ペーパートークはサーバーを介さずユーザー同士がチャット・通話・ビデオ通話・ファイル送信出来るサイトだ。面倒な登録やなんかも一切なく、アクセスすれば即使える。

 仕様上、ユーザーがサイトにアクセスした瞬間にはちょっとだけサーバーを使うが、サイトの基本機能であるチャット等では一切サーバーを使っていない。だからこういうリアルタイム通信をするサイトはサーバーに滅茶苦茶な負荷がかかってしまうのが常なのに、ペーパートークではどれほど大容量のデータをやりとりしても負荷はほとんどない。実際ユーザーとしてはそんなの知ったこっちゃない話だが、開発者サイドからするとこれは夢がありまくる技術だ。

 ただ、夢の技術とはいえ問題点は山ほどある。まず、WebRTCの対応度合いが各ブラウザでまちまちで、モバイル版だったり、ユーザー同士が異なるブラウザだったり、同じブラウザのバージョン違いだったりすると機能しないことがある。そのうち規格が統一されてそういう問題も解消されそうだが、すぐに解消されるという訳ではなさそうだ。

 さらに、送信するファイルが10Mを超えてくると上手く送れないことが多かったりもする。

 

 だからまぁ実際のところはまだ全然実用的じゃない技術なのだけど、とにかく夢がある。

 この夢の技術に興味がある人は、是非ともペーパートークをいろいろいじってみて、WebRTCの可能性に胸を踊らせて欲しい。

 

 ペーパートーク - WebRTCでチャット・通話・ファイル送信 -