ウェブサービスを作ったらセレブになってしまった話
「即興小説トレーニング」というサイトがはてなブログ界隈でじわじわと使われ始めているのをご存知だろうか?
そのサイトがどんなものなのかを説明するのは面倒なので、知りたい人はサイトに行って見てきてほしい。
ぽつりぽつりと即興小説トレーニングを紹介する記事が出てきているのだけど、最初にその存在を多くの人に知らしめてくれたのは某コンビニ店長だった。今はネットから姿を消しているようだけど、即興小説トレーニングとはどういうものか、またいかにして戦えばいいのかという点を詳細に綴ってくれた。
そして時は経ち、今度は僕自身の「テクニックの前にメンタルを鍛えるとどうにかなっちゃうことが多い」という記事がそこそこブックマークされ、そこそこ拡散した。
それによって即興小説人口(サイトに来ただけで勝手に即興小説愛好者とみなしてます)が1万人以上増えた。あんまり覚えていないが、確かそんぐらい来た。
おまけにズイショさん(id:zuiji_zuisho)も「即興小説面白いよ」という記事を書いてくれた。
さらに暫く経つと、ズイショさんはまた「続・即興小説面白いよ」という即興小説紹介記事を書いてくれた。
するとその記事を読んで即興小説ユーザーになったらしい「ひきこもり女子いろいろえっち」の人(id:luvlife)も「時限爆弾式即興小説」という記事を書いてくれた。翌日になると卯野抹茶さん(id:macchauno)も「自分のために物語を紡ぐ:即興小説という癒やし」を書いてくれた。
そうしてはてなブログで紹介記事が急に出始めたことに喜んでいると、今度は卯野抹茶さんの記事を読んで即興小説ユーザーになったてぃぐてぃぐさん(id:tigtig8)さんが「即興小説を書いてみました」という記事を書いてくれた。
この記事を投稿したすぐ後にげろしゃぶさん(id:grshb)も「即興小説書いた - 働きたくないでござる 」を書いてくれた。
ここに挙げている記事以外にもちらほら言及してくれている記事があったし、はてなブログ以外でもちらほら紹介してもらっている。僕が確認していない記事も結構あるかもしれない。
記事を書いてくれた皆様、本当にありがとうございます。アクセス云々より、ただ単純に嬉しいです。
(あとブログに書くネタが思いつかない皆さん、そういう時は即興小説の紹介記事がいいと思いますよ!)
そんなこんなでじわじわとはてなブログ界隈で即興小説ユーザーが増えているらしいのだけど、即興小説のおかげでついに——僕はセレブになった!
は! は! は! セレブ……セレブ……その言葉を心の中でつぶやくと、胸の奥で小さなつぼみが花開くような幸福感が芽生える。セレブだ、とうとうセレブになったのだ。
——それも鼻セレブ! ただのセレブじゃないぞ、鼻だ! 鼻セレブなのだ!
福音は唐突にやって来た。ウェブ研宛にAmazonの段ボールが届き、開けてみると中に鼻セレブがあった。
(チェブラーシカ可愛い……)
——なぜ鼻セレブが届いたんだ?
僕はその意味を即座には理解できなかった。だが同梱されてた納品書を見て納得した。
——ああ、僕は選ばれたのだ、鼻セレブに! はてな村の住人が僕を鼻セレブに選んだのだ! ほしい物リストを公開し、即興小説トレーニングを作ったおかげで!
id:kyokucho1989さんには感謝しなければならない。この時期に鼻セレブをもらえることの戦略的重要性は痛いほど理解している。もうすぐ杉帝国の花粉軍団による野蛮な侵攻によって鼻下カピカピ戦争が始まるからだ。鼻セレブの防衛力は極めて高く、「鼻の下のイージス」の異名にふさわしいものだ。
しかしだ、それ以上に重要なことがある。
——この納品書にははてな村の住所が書いてあるのだ!
はてな村などあるはずがない。多くの人々がそう思っていた。
ふふ! は! ははは! だがなんてことはない! はてな村は実在した! ここに住所が書いてあるじゃないか!
僕は行かなければならない。はてな村という地に。
——そこで何をするのか。
それはまだわからない。しかし道はひらけるだろう。なぜなら僕は鼻セレブだから! は! はは! なに、鼻セレブにはそれだけの力があるのだ! 憂うことなどない!
id:kyokucho1989さん、ありがとう!
鼻の下のカピカピに、さようなら!
そして全ての即興小説ユーザーに、おめでとう!