やっていき.fmを聴いていく

最近始まった"やっていき.fm" (正式名は"yatteiki.fm"? "やっていきエフエム"?)というPodcastを聴いてみた。

yatteiki.fm

r7kamura.hatenablog.com

主に"やっていき"について話しているPodcastだ。

"やっていき"とは具体的に何かというとちょっとよくわからなくて「"やっていき"ってなんだよw」という感じだが、「個人開発をやっていってそれ一本で食っていけるようになったら素敵なのでまぁやっていこうよ」みたいなニュアンスだと思う。正確ではないかもしれないが、こんな温度感で合っているのではなかろうか。

Podcastを聴いてみて、「そう、この温度感だよなぁ」と思った。僕はエンジニアではなく、プランナー/ディレクター的な役割だが、似たような温度感でなんかいろいろやっていっている。一応法人化しているけども、それは法的な区分が変わっただけであって、人数もやってることも個人開発の時から全く変わっていない。同じような温度感でやっている"やっていき手"と自称してもいいはずだ。

「勉強会に行ってビジネスを学んで起業してベンチャーキャピタルから資金調達してバリバリ働いて渋谷かどっかでキラキラ生きる!」みたいなのは違うのだ。小手先のビジネススキルなどどうでもいいのだ。制作物ありきで、作りたいものを作りたいのだ。キラキラなどという、外に発するなんやかんやはどうでもいいのだ。自分の人生を噛みしめるように楽しんで生きていきたいのだ。ついでにお金いっぱいあったら嬉しい。

しかしだ、そういう温度感での活動というのは制作物が大ヒットしない限り目立つものではない。ウザいくらいに外部と関わっていくようなものでもない。だからそういう温度感の人間というのは、技術的なものを拠り所にしない場合にはネット上で自然に集まって行くのが難しいように思える。集まるべき「ここだ!」という場所があればいいのだけど、今のところそういう場所を知らない。

自分でもそういう温度感で活動している人を集めたいなぁとずっと思っている。そしてある程度集まったらそういう人達のためのサービスも作りたいなぁと考えてはいる。しかし、あまり集められていないので特に進んではいない。

そういう状況であるから、ともかく動き出しているやっていき.fmみたいなものはとても好きだ。うまいこと個人開発者達の中心地になっていってもらいたい。いや、地下室と表現したほうが適切かもしれない。やっていき手の地下室だ。

というわけで、僕はやっていき.fmの聴いていき手としてやっていきたい。

ストレッチポールはいいぞ

週に1回ぬるい筋トレをする程度だが、半年くらい前からゴールドジムに通っている。先日、そこのストレッチエリアに「ストレッチポール」が置いてあるのを見つけた。

ストレッチポールとはこういうやつである。

端的に言えば、ただの棒だ。

しかしストレッチポールは名声を轟かせており、ただの棒と呼ぶには畏れ多い。僕も名前だけは知っていた。

そんなストレッチポール、いや、ストレッチポールさんが、ジムのストレッチエリアの片隅に置いてあったのだ。自由に使えるストレッチ用具の一つとして。

僕はいいチャンスだと思った。Amazonのページを見てもらえばわかる通り、ストレッチポール様の値段はだいたい1万円弱だ。失礼を承知で申し上げれば、一見するとただの太い棒であるにもかかわらず。

そのような気高い棒のお方が、ストレッチエリアの隅の道具箱に身を預け、所在なさげに佇んでいらっしゃったのだ。僕はつい手を伸ばした。

名前を出すのも畏れ多い例のあの棒のお方の使い方など、当然ながら知らなかった。ごく普通の家庭で生まれ育ったのだから、そのような特別な世界の嗜みなど身に付けているはずもなかった。

とりあえず体に対して横に置いてその上に背中を預け、上下に動いてみることにした。するとなんとも言えない気持ちよさが体を駆け巡り、やがて背骨がボキボキと鳴り始めた。

この気持を例えるならば……うどんだ。上下に動くと太い棒で体の奥が圧迫され、自分がどこか一定の方向へ進んでいくのを感じる。ああ、この圧力が自分をコシのあるうどんに変えていく。上下に動くほど、ただの小麦粉からうどんに変化しているんだということを実感する。

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名前を言ってはいけないあの棒によって、僕はすっかりうどんにされてしまった。これからうどんとしてどのようにして生きるべきか。そんな不安が頭をよぎる。

『変身』のグレゴール・ザムザはある朝、毒虫になってしまった。しかし朝だからまだ幸いだ。前日の夜と朝は意識が隔絶されている。人間だった自分と毒虫である自分の意識に連続性はないのだ。新しい自分の意識として始まった瞬間にはもう毒虫なのだ。こうも切り替わりがきっちりしていると、むしろ前日の夜まで人間であったかどうかにも懐疑的になるだろう。

ところが僕の場合は強い連続性をもって人間からうどんに変えられてしまった。もう既にうどんであるにもかかわらず、人間としての自意識が自分を縛ろうとする。

「うどん」

そう声に出してみても、自分がうどんだなんてしっくり来ない。しかし自分が何なのか考えれば、まぎれもなくうどんなのだ。本当は自分がうどんだということは理解しているのに、厄介な自意識がそれを認めさせてくれない。

まわりを見渡せば、うどんなどいなかった。ここはゴールドジムなのだから、当然だ。健康への意識がやや高い程度の普通の人間と、人間を超えつつあるマッチョしかいない。もし「この中にお医者様かうどん様はいらっしゃいますか?」と叫ぶCAが現れて手を挙げる者がいたとしても、それは医者だろう。ここはうどんのいる場所じゃない。

だからといってゴールドジムを去るわけにもいかない。僕は去りたくないのだ。

「人間」

僕は自らを強引に定義するかのようにつぶやく。

「人間」

繰り返しつぶやく。

しかし、それだけだ。

いっそ堂々と「僕は人間だ」などと嘯くことが出来たら楽だろう。もしくは「僕はうどんだ」と開き直ることが出来たら楽だろう。だが臆病な自尊心と尊大な羞恥心がそれをさせない。人間のつもりでいるくせに、「お前はうどんだ」と指摘されるのが怖くて人間だとはっきり言えない。うどんであることが明白であるくせに、うどんであることが恥ずかしくて自分がうどんだとはっきり言えない。意図が理解されない曖昧さで「人間」とつぶやくことしか出来ないのだ。

僕はそそくさとストレッチエリアを後にし、帰り支度をした。帰り際にプロテインバーでプロテインを注文する。

「まさかうどんが? プロテインを?」

誰もそんなことを言っていないのに、誰かがそう言っているのを想像してしまう。

誰かなんてどこにも存在しない。それは自らの鏡像だった。自分が今まで炭水化物に向けた残酷な視線が、自らに向けられただけなのだ。僕は自分の愚かしさに耐えうる強さを持ち合わせていなかったので、残酷な視線にただ傷つけられる。

しかしプロテインは裏切らなかった。ミルクに溶けたプロテインが喉を通る感触は、天から下る母性の手が自分の努力を認めて頭をなでてくれる感触と同じなのだ。これによって、その日の筋トレはゆるぎなく肯定される。

そうだ、自らをより良く変えようとする行動そのものは決して間違っていない。この一つの確信だけが僕を支えた。

帰宅すると、すぐにあの太い棒を求めた。と言っても、名前を言ってはいけないあの棒に手を出すことは出来なかった。臆病な自尊心と尊大な羞恥心のせいだ。僕は1600円ちょっとの類似品を買った。彼の名前は「エクササイズピラティスポール」という。

鉄人倶楽部(IRONMAN・CLUB) エクササイズ ピラティス ポール IMC-54

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実際、名前を言ってはいけないあの棒と大きな差はなかった。質感と耐久性に違いはありそうだが、普通に使う分には全く問題ない。逃げてしまって選択したことなのに良い結果を得られたことが、僕にとっては何よりの救いとなった。

こうしてエクササイズピラティスポールで僕はよりうどんに近づいた。棒を上下に動かす度に、良きうどんとなっていく。もはや人間だったことなど忘れかけていた。

「うどん」

気付けばそうつぶやいていた。

これは自分を曖昧に偽った言葉じゃない。まさしく僕はうどんであり、うどんたる自らのうどんたる感触を味わうように発していた言葉だ。

すると外の草むらの向こうから、問いが投げかけられた。

「そのツイートは、我が友、李徴子ではないか?」

急な問いかけに驚きつつも、その声に聞き覚えがあった。旧友である袁傪(えんさん)の声だった。

以前の僕ならば、「いかにも」と答えただろう。自らの変化を受け入れられず、うどんでありながら「人間」とつぶやいていたのだ。それが偽りであっても、昔に思い描いていた姿で今の自分を定義したくなっていた。

しかし僕はより良いうどんになる過程で気が付いた。僕は確かにより良い人間になろうとしていた。だがそれは「より良くなりたい」と願っていたからであり、人間だとかうどんだとかは関係がなかった。人間だったからより良い人間になろうと願った。うどんになってしまったら、より良いうどんになることが本当の願いだ。

袁傪の問いに「違う、僕はうどんだ」と言うことも出来るが、そんなことをする必要はない。自分が人間だとかうどんだとかはどうでもいい。僕はただ、自らがより良くなっていくことを実感して生きることを願う存在なのだ。

だから答えなんていらない。何回か咆哮して、こうつぶやいてみせるだけなんだ。

10秒で出来る速読法を教えるぜ!

活字中毒

僕は小さい頃、よく本を読んだ。

子供なのでゲームの類も好きではあったが、1人でやるゲームにのめり込むことは出来なかった。1人の時間の大半は、本とともに過ごした。

するとごく自然に、いつも何かしらの活字を目にしていないと落ち着かいない性分になっていった。

速読の発見

中学生くらいだっただろうか、本を読んでいる時、自分が大きく分けて2種類の読み方をしていることに気付いた。

1つ目は普通の読み方だが、2つ目は読むスピートがとても速い。いわゆる速読の一種だった。

速読の種類

速読の一種と言っても、そもそも速読という言葉自体が曖昧だ。とりあえず大まかに分けるとしたら、この3つであると思う。

  1. 本のページを何度かパラパラめくって内容を把握したり、ページをパッと見ただけで文章全体を理解するやつ
  2. 国語のテストのように急いで読むやつ
  3. 内容の理解度を保ちつつ、通常よりも大幅に速いスピードで読むやつ

速読と聞けば1のやつを想像する人もいるかもしれない。しかしこれはもはや曲芸であり、特殊な訓練が必要である。僕も出来やしない。

2のやつはただ頑張ってるだけである。だから2のやり方の速読をしたい人には、もっと頑張れとだけ言っておく。

僕がこれから説明するのは3である。

通常の読み方をしている時

自分が速読のようなものを使っていることに気づいたとはいえ、無意識でやっていたことなので、僕は意識的に使えなかった。だから通常の読み方と速読の違いを考えることにした。

通常の読み方も人それぞれであるだろうが、僕は黙読でも通常は目で文章を追うのと同時に、頭の中で音読している。したがって、その音読はかなり適当なものであるものの、文章を追うスピードの上限 = 音読のスピードの上限となっている。

速読している時

速読をしている時の自分の頭の中も観察しようと試みた。意識的に速読が出来たわけじゃないので簡単ではなかったが、繰り返すうちになんとなく把握出来た。

速読をしている時、頭の中で全く音読をしていなかった。目で見た文字列を、いちいち音読せずに理解していた。

それにより、文章を追うスピードの上限 = 理解のスピードの上限となっていた。音読のスピードの上限よりも理解のスピードの上限のほうが高かったので、より速く読むことが可能になっていたのだ。

頭の中の言葉を消せるか

頭の中で全く音読しなければ速読出来る。簡単な答えである。

しかしその答えを実現するのは楽じゃない。なぜなら頭の中から言葉を消すというのが難しいからだ。その作業だけに注目すれば、瞑想に近い。おまけに文字を目にしているのに、その文字が持つ音が思い浮かばなようにしないといけないのだ。

通常の読み方と速読の違いがわかったところで、すぐ実践出来るわけではなかった。

別の角度から攻める

速読を意識的に使うことを僕は諦めたくなかった。しかし、速読しようとする際、即座に瞑想状態を実現して文章を読み始めるなんていうのも現実的ではなかった。

そこで思いついた。意味を持たない別の言葉で埋めてしまえばいいのだ。人間は2つ同時に音読は出来ない。文章と関連のない音読をしていれば、文章を音読するスピードに縛られずに読めるのだ。

魔法の言葉探し

別の角度から攻めると、今度は別の問題が生じた。意味を持たない言葉を延々と唱え続けるというのが難しいのだ。

その行為だけなら出来なくもない。だが、頭を使ってひねり出してしまってはいけないのだ。無駄に頭を使ってしまうと、文章の理解力が落ちてしまい、速読しているのに遅いという本末転倒な状態になってしまう。

だから頭を使わずに延々と音読し続けられる言葉でないといけないのだが、頭の中で「あああああ……」と唱えたりしても駄目だった。単純すぎるため、目で追っている文章の音が、次第に「あああああ……」の背後にうっすらと浮かび上がってくるのだ。浮かび上がってしまったらもう駄目だ。もう速読状態ではない。

僕は速読に適した魔法の言葉をさらに探すことにした。

10秒で出来た

いろいろ模索してたどり着いた魔法の言葉は、「10秒」だった。1から10を数える。それだけだ。

文章を読んでいる間は延々と音読しないといけないので、10まで数え終わったらまた1に戻る。

そしてポイントなのは「10秒」ということだ。つまり、1,2,3...と1秒ずつカウントアップしていく。馴染みのあるリズムに依存した生成方法であるため、頭をほとんど使わずに済む。使っているとしても、文章の理解とは全く違う部分を使っているので、文章の理解をさほど邪魔しないのである。それでいて単純すぎないので、背後から文章の音が浮かび上がりにくい。

頭の中で「10秒」を数え続けることで、僕は意識的に自分を強制的に速読モードに変えることが出来るようになった。そのまま集中でき、数えるのをやめても速読が続く場合もあるし、そうでない場合は延々と数え続ける。

10秒速読法まとめ

速読をしたいけど意識的に速読することが出来ないという人は、一度この速読法を試してみてほしい。僕と同じように「10秒」を使って速読が出来るようになる人もいるかもしれないのでまとめておく。

  • 頭の中で10秒を繰り返し数える
  • 読みたい文章を目で追う

まとめると言ってもやりかたはこんなもんである。

コツとしてはこんな感じ。

  • 頭の中だけど、なるべく大きな声でハキハキと10秒を数える
  • 単語の音を連想しないように我慢する
  • 余計なことを考えず先へ先へと進む

感覚が掴めない場合は、無理にスピードを上げようとしないで、まずは1秒ごとに1行をリズムよく追っていくようにするといいかもしれない。

まぁ感覚的なことであるので、このあたりは人それぞれかもしれない。しっくりこなかったら各自で試行錯誤してもらいたい。

速読は万能じゃない

この速読法は文章の内容を理解することは出来るが、情緒や語感、リズムといった情報が全然受け取れなくなる。だから小説で使えばストーリーを追うだけになってしまって面白くなくなる。

また、普通に読んでも簡単に理解できないような文章は、当然ながら速読でも理解できない。

悪文に関しても同様だ。普通に読んで躓いてしまうような文章だと、速読でも躓いてしまうか、誤読する。

そう、すべては筋肉

速読において、そもそも重要な点がある。それは目の筋力である。

速く読むということは、速く目を動かすということだ。だから目の筋肉が速読に対応していないと、そもそも速読などできない。

まずはタンパク質をしっかりと摂取し、速読に耐えうる筋肉を備えた人間になろう。

取っ手を付ける作業

前回「取っ手を付ける作業」という記事を書いた。今回の記事を書いている時は考えていなかったけれど、今回は速読に取っ手を付けた記事と言えるかもしれない。

隙あらば取っ手を付ける人間でありたい。

きっかけ

この速読法は昔から自分でやってたやり方で、大人になってから見つけたものではない。だから新鮮味が全くなくて、ブログネタの候補にすらなることはなかった。

しかし「内なる声」の話題をTwitter等で目にし、このテーマに関する他人の感じ方を知るのが面白かった。

そうして自分自身に目を向けてみると、自分がどう感じているのかをはっきりさせたくなった。自分の速読法についてちゃんと文章にまとめてみようかなと思った。

そう、すべては筋肉

こんな風に他人のきっかけによって自分自身のことがより明確になり、そして引き出されていくということがある。それは自分自身を形作る上で貴重な経験なので、そういうチャンスを目ざとく見つけていきたい。

しかしそれには充分な余裕が必要である。余裕とは体力である。体力は健全な肉体によって生み出されるものであり、やはり必要なのは筋肉。

タンパク質を摂ろう。

取っ手を付ける作業

僕はある武器を持っている。それはちょっとした工夫の一つで、「何かをすべきだ」と感じた時にはいつも頼りにしている。

いい加減な先生

たとえば学校で新入生に先生が「はい、隣の人とペアになって自己紹介して」と言ったとする。そしたらそこそこ普通に自己紹介が始まり、多少は親睦が深まるだろう。

だが先生が「はい、親睦を深めて」とだけ言ったとしたらどうだろうか。多くの生徒が自然にコミュニケーションを取って親睦を深めていくとは思えない。

もしくは「ほら、コミュニケーション能力を発揮しなよ」といういい加減な指示だけ与えたらどうだろうか。多くの生徒はどうすべきかわからないはずだ。迷いなく行動できる生徒なんてかなり少数だろう。

これは極端な例だが、これに近いことは世の中に溢れている。「リーダーシップを発揮すべきだ」なんて言葉を耳にする機会は幾度となくあるが、それは「ほら、コミュニケーションを能力を発揮しなよ」としか言わないいい加減な先生と同じようなレベルである。社会生活において重要な役割を担うならば、「リーダーシップを発揮すべきだ」なんてことはわかりきっている。そんなもの出来たらやっている。

何らかのコンテンツを作る人間ならば、「面白くしなきゃ」なんて考えも常に頭にあるだろう。しかし、それだけではいい加減な先生と同じレベルだ。

具体性の欠如

「ほら、コミュニケーションを能力を発揮しなよ」

「リーダーシップを発揮すべきだ」

「面白くしなきゃ」

これらに足りないのは、具体性である。もっと言えば、具体的な行動をイメージ出来ないことが問題だ。人は自分が行動する具体像を抱けないと、しっかりと行動に移せないのだ。

だからいい加減な先生は生徒に対し「ほら、コミュニケーションを能力を発揮しなよ」と思ったとしても、まずはそれをもっと具体的にしていく必要がある。「はい、隣の人とペアになって自己紹介して」くらいになれば具体的な行動をイメージできるので問題ないだろう。

取っ手を付ける作業

このように、抽象的な概念を実現するため、より具体的なものに落とし込んでいく作業を僕は「取っ手を付ける作業」と呼んでいる。「親睦を深める」とか「コミュニケーション能力を発揮する」なんていうのは、そのままだとツルツル滑って手に持つことが出来ない。手に持てないということは使いこなせないということだ。だから具体性という取っ手を付け、その概念を使えるようにするのだ。

「取っ手が付く」状態を具体的にイメージしやすい例を挙げよう。「立食パーティーでいろんな人と知り合う」ということを実現したいと思ったとする。とりあえず脳内教室で先生にそれを言わせてみよう。そうすることで、どれくらいの具体性を持っているかがすぐにわかる。

「はい、立食パーティーいろんな人と知り合って」

無茶言うなよ。なんだよその指示。これは明らかにいい加減な先生である。

このままじゃ使えない。あまりにも取っ手がなさすぎてツルッツルだし、これはなかなか重いのでしっかりとした取っ手が必要そうである。そういう場合は「はい、◯◯して」フォーマットに当てはめても自然なくらい具体的な行動を考える必要がある。

で、まぁいろいろと考えていくわけだが、ここでは割愛してよく知られた取っ手を付けることにする。それを先生に言わせてみる。

「はい、二人組を見つけて話しかけて」

無茶だろうか? 意味不明だろうか? これはやろうと思えばすぐ実行できることだし、指示として自然である。まともな先生になった。

これが取っ手が付いたということである。「立食パーティーでいろんな人と知り合う」という、どうしたらいいかわからない物事に「二人組を見つけて話しかける」というつかみやすい取っ手が付いたのだ。この取っ手を知っていれば、今後「立食パーティーでいろんな人と知り合う」を行使出来るようになる。

なんで二人組を見つけて話しかければ「立食パーティーでいろんな人と知り合う」が実現出来るかというと……(割愛)

知りたければ各自で検索してほしい。

普通の人間の特別な武器

こういった「具体性を持たせる」だなんてそんな当たり前の思考過程にわざわざ名前付けるのは大袈裟だと思う人もいるかもしれない。確かに当たり前にやるべきことだし、大袈裟だ。だがごく普通の人間においては、ここまで大袈裟にやらないとこんな当たり前のことすら出来ない。

「リーダーシップを発揮する」には何をすればいいのか?

「面白くする」って何をすればいいのか?

もしこれらの問いに対し「◯◯する」といった具体的な行動を即座に答えられるような人がいるならば、それは特別な人間だ。考えれば誰しもその人なりの答えは一応出るはずだが、普通の人は答えられない。

なぜか。

それはちゃんと考えたことが一度もないからだ。ただそれだけだ。答えが出るまで考えたことがあれば、合っているか間違っているかはともかく、答えることは出来る。でも「答えられない」が普通なのだ。僕もそうだったし、未だに多くの問題についてきちんと答えられない。

だけど僕は特別なことをやりたいんだ。だからごく当たり前のことに「取っ手を付ける作業」だなんて大袈裟な名前を付けて工夫する。

「具体性を持たせること」をもっとイメージしやすい表現にすること自体が「取っ手を付ける作業」であり、それによって以前より思考の質が上がった。何かをすべきだと思った時も、その考えに取っ手が付いているかどうかを意識することで、直感的に具体性が把握できる。「取っ手を付ける作業」という取っ手は僕にとっての特別な武器だ。

そう、すべては筋肉

このブログでは僕が考えてみたいろんな取っ手を紹介していけたらなぁと思っている。「リーダーシップ」の取っ手や、「面白さ」の取っ手など。その取っ手を使って自分以外の誰かが何を出来るのかなんていうのも気になる。

こういうアイディアは共有しない人もいるかもしれないが、僕はどんどんばら撒きたい。アウトプットするために練り直すことで、さらに質が高まるからだ。

おまけに思考する機会が増えることで、新たに何かを考えるときの力も強くなる。思考力は筋力と同じようなものである。一度持ち上げたバーベルを大事にしまっておいたところで、筋力は増えない。繰り返すことで次が生まれる。

特別なこと

まぁ実際のところ、この「取っ手を付ける作業」という取っ手があったところで劇的な効果があるわけではない。ごく普通の人より少しだけ早く、あるいは少しだけ具体的に、物事を考えられるようになる程度だ。強烈なパワーで思考して突き進んでいく特別な人間のようにはなれない。しかしその「少しだけ」を繰り返すことで、普通でない、何か特別なことが出来ると信じている。

Webプランナーってどこに生息してるの?

これまで同業者とそれほど交流もなく過ごしていた。だから山奥で淡々と壺を作り続ける陶芸家みたいな感じだった。

だがDiver Down設立を期に、いろいろと交流を持ってみようと思うようになった。自分が熱中していることについて語れる仲間がいたら、きっと楽しいに決まってるからだ。

まずそのためには、ネット上でWebプランナーが集まるコミュニティのようなものに参加してみようかなと思った。しかし、ざっと調べてみた感じだと「ここだ」という場所がない。ネットビジネスについての小技を話すだけの胡散臭いセミナーのようなものばかり見つかる。

違う、そうじゃないんだ。

ビジネスについて語りたいんじゃない、面白いWebサービスについて語りたいんだ!

そう声高に叫びたい。もちろん、エンジニアのようにテーマごとに勉強会を開いたりするのが難しいのも理解している。そもそもの仕事の内容が漠然としているという問題がある。しかしそれにしたってWebプランナー同士がネットで繋がるの難しすぎないか。

Webプランナーってどこに生息してるの?

どこかのSlackチームでこっそり集まったりしてるの?

そう思って調べてみたら、Webプランナー同士でSlackに集まろうと画策している人がいた。

発案者のnyさんはSeekGeeksという、企画する人とプログラミングする人をマッチングするサービスを運営している人だ。

昨日このSlackチームに参加してみた。まだ参加者は少ないものの、結構楽しい。面白いWebサービスを作っている、もしくは作りたいと日夜考えている人がいたら、是非参加して欲しい。Slackを使ったことがない人でも大丈夫。参加者が増えれば、きっともっと楽しくなる。

このSlackチームだけでなく、他にもこういう場所を見つけ出したい。どこかいい場所を知っている人がいれば是非教えてほしい。

こういった交流は始めてなのでまだ勝手がわからないが、なんとなく交流のツボが見えてきたら、自分でいい感じの交流の場を作り出したいなぁと思っている。

法人化しました

これまで「ウェブサービス研究会」という、何と定義すればいいのかわからない集団として活動を進めてきましたが、このたび法人化し、「Diver Down LLC.」になりました。

法人化に際し、99designsというサイトでロゴを募集したところ、素晴らしいロゴを手に入れることが出来ました。

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素晴らしすぎてすぐにグッズも作りましたよ、ええ。

Diver Down公式ショップ

そして現在、デザインをロゴに合わせた公式サイトを制作中です。細かい部分はまだ制作中ですが、基本的な部分は出来上がっております。

Diver Down LLC.公式サイト

ウェブサービス研究会」が運営していたサービスも「Diver Down LLC.」に引き継がれます。

今後ともよろしくお願いします。

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【Unity】本物の素人が独学で2ヶ月かけてクソゲーを作ってみた結果

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 これが結果だ!

 とりあえずPC向けブラウザゲームとしてGoogle Driveにアップしといた。

(現在はGoogle Driveのウェブ公開機能が廃止されたので、Unityroomに投稿)

 

 

 スーパーカラバッジョワールド | ゲーム投稿サイト unityroom - Unityのゲームをアップロードして公開しよう

 

 クソゲーではあるが、やれば何かしらできるものだなぁと感慨深い

 というわけで過程は↓

 

 我こそが本物である!

「ゲーム制作素人が1週間程度で云々〜」という記事をたまに見かける。

 しかしだ、彼らの多くはプログラミング等の何らかの土台があった上で挑戦している。素人といっても「素人(自称)」なので、習得速度についてはあまり信用できない。中には本当に素人と言える人もいるが、自力でちゃんとゲームとしての体をなすものを作るには、やはりそれなりに時間がかかっているようである。

 僕自身はということ、ウェブサービスを作って世に送り出している活動をしているものの、プログラマーではないし、プログラミングは出来ない。だからツールの使い方とプログラムが書いてあるページを読んだって、何も出来やしなかった。これまでの経験でゲーム制作に直接使えるものも、これといってなかった。

 それだけではない。ゲームに使うための音楽や効果音を作るスキルもないし、グラフィックを作るスキルもない。

 せいぜい、ちょっとネットが使える程度。

 要するにそこらへんのネット好きと大して変わらない、まぎれもない素人である。

 

本当にやりたいと思ったら既にやっているッ!

 ここしばらくは主にアプリ☆メーカーの改良をしているのだけど、仕様の面は結構前からほぼ出来上がっていた。

 するとプログラマーでない僕は特にすることがなくなった。

 なので次に作るサービスの仕様策定も進めたが、それも終わってしまった。

 そういうタイミングで、急にゲームを作りたくなった。

 今までもぼんやりとやりたいなぁと思っていたけど、それは所詮行動に移さない「やりたい」であった。やるつもりなんかなかった。その「やりたい」は、「自分には出来ない」という諦めの感情が生んだ虚像にすぎなかったのだ。

 しかし近年のゲーム制作ツールに関する素晴らしい記事を何度も目にしていたら、気づいたのである。「自分には出来ない」なんていう事実は存在しないのかもしれない、と。

 そうしてゲーム制作について調べたら、改めてゲームを作ろうという気持ちが生じてきた。それは「宝くじが当たったらなぁ」という夢想の類なんかではなく、メモを取ろうとして目の前のペンを取ろうとするような、ごくあたりまえのことを実現する気持ちだった。
 

で、どうやって作ればいいんだよ!

 近年の優秀なツールでゲーム制作をするといっても、ゲーム制作ツールはいろいろある。その中でも、主に検討したのはこの4つである。

 

 

 僕はUnityを選んだ。理由は以下だ。

 

  • 普段使っているMacでがっつり使える
  • もともと3D向けだけど2Dもがっつり作れる
  • アセットストアという、ゲームに使う素材を無料or有料で手に入れられるすごいものがある
  • 使用者が多いのでググれば日本語で書かれた情報が豊富に出てくる(これ大事)
  • プログラミング部分で、素敵な言語と噂されるC#を使える(プログラミング出来ないのでピンと来ないが、高度なものを作る時に重要になりそう)
  • よくわかんないけど、なんかいろいろすごい(モチベーション維持のためにロマンは大事)

 

 とりあえずスマホ向け2Dゲームが作りたいので2D特化のGameMakerも考えたけど、

 

  • 主にWindows用(Mac用もあるにはあるけど微妙?)
  • 日本語の情報が少ない
  • ちゃんとしたものを作ろうとするとGameMakerの独自言語でプログラミングすることになるが、その言語の評判がすこぶる悪い(これもピンと来ないが、ボロクソ言われているものを学ぶのはやだなぁと思った)

 

 本格的なものを作るにはUnreal Engineがいいらしいが、ガチなグラフィックの3Dゲーム向けっぽいのでパス。本格的すぎる。日常に寄り添うような2Dスマホゲームがいい。

 スマホゲームは結構な割合でUnityとCocos2d-xが使われているらしいのでCocos2d-xも検討したが、基本的にバリバリとコードを書いていくためものであり、プログラミング未経験者お断りのツールだった。さすがにキツイ。

 というわけでUnity、君に決めた!

 

Unityすごい……でも何も出来ねぇ!

  Unityにはプロ版と無料版があるのだが、ゲーム制作に必要な機能においては無料版もプロ版もほぼ変わらない。しかも無料版には制限があるものの、普通の個人にとっては全く気にしなくていいくらい緩い制限だ。だから無料でガッツリ使えるツールと考えていい。

 そうしてUnityを導入してみたが、困った。何をどうしたらいいのか全くわからないのである。

 検索をしてみても、完全な素人にとってはわからないことがありすぎてまったく理解出来ないページばかりだった。

 そこで通称「ひよこ本」と呼ばれている、評判の良いこの本を買ってみた。

   

Unity5入門 最新開発環境による簡単3D&2Dゲーム制作

Unity5入門 最新開発環境による簡単3D&2Dゲーム制作

 

 

 チュートリアルを丁寧な解説とともに進めていく内容で、とてもわかりやすかった。

 ゲームに使う素材はこの本が用意したものを使うので、それら組み立てていくような感じだ。

 そうして以下のものを作っていった。

 

 

 

 

 

 

 Unityというツールの大まかな考え方や使い方をサクサクと学べたのでよかった。

 

ツールは使えるが、ゲームを作れない!

 Unityの大まかな使い方は把握したので、Unity公式のチュートリアルをやってみることにした。

 

 

 簡単だった。ひよこ本で基本を理解した僕にとっては簡単すぎるくらい簡単だった。

 しかしだ、スクリプトを書くところに至ると、途端に難しくなった。大したことをやっていないはずなのに。

 

 

 とりあえず完成させることはできた。

 それによって課題も明確になった。

 ゲームの部品を組み立てることはできるが、それらを動かすためのスクリプトを書く力が不足しているのだ。

  だからUnityというツールの使い方がわかっていても、まだ実際に自力でゲームを作ることはできない。

 意外と道は険しかった…… 

 

スクリプトって何だよ! 

  そもそもプログラミング経験がないのである。「スクリプトが云々」と書いてあっても、「スクリプト」自体よくわかっていなかった。

 プログラミングにおいて何らかの処理を記述して実行されるまでにはいろんな過程があるが、そういった過程でなく処理に関わる部分のみを指して「スクリプト」と呼んでいる……のかな?

 Unityでは処理を実行するまでの過程はUnity内部で上手いことやってくれて、ゲームをどういう風に動かすかという部分でしかコードを書かないので、基本的に「プログラムを書く」というより「スクリプトを書く」と表現されている……のかな?

 まぁ実際のところ今もよくわかっていないが、だいたいこんな感じで考えている。

 そんなレベルなので、チュートリアルスクリプトの解説を読んでその時は理解していても、知識として身につかなかった。

 僕はスクリプトを簡単なものなら自分で書けるくらいになろうと思った。

 Unityで使う言語はC#が基本らしいので、C#を軽く学ぶことにした。そうして適当に検索してC#をちょろっと把握してみようと思ったが、なんとびっくり、何がなんだか全然把握できない。ちょっとしたTipsを10も20も覚えればだんだん頭の中で体系化されてくるような気がしていたが、それより遥かにレベルが高かった。これは書籍かなんかで順を追って学んでいかないと駄目だ、と思った。

 そこで現時点の最新版であるUnity5に対応したC#解説本を探した。しかもとびきり初心者向けのやつだ。

 するとずばりニーズに合ってそうな内容の本はこれくらいしかなかったので、これを買ってやってみることにした。

  

見てわかるUnity5 C#超入門 (Game Developer Books)
 

 

  特別わかりやすいとは思わなかったが、超入門というだけあって初歩的なことを順を追って説明してくれているので良かった。

 書いてあることをなぞりつつも、ちょっとずつ勝手なことをやってみたりして成長していった。

 









 大したことは出来ないものの、ごく簡単なスクリプトしか書かなくていいならば調べながら実現できるようになっていった。

 

成長という快楽、あるいは逃避へのガソリン

 体系的な知識を詳細に学んでいくより、最初にざっと概要を学び、あとはチュートリアルをやりながら詳細を覚えていくほうが、成長スピードが早いように思える。おまけに成果物がどんどん出来上がっていくので成長を実感しやすく、モチベーションの維持もしやすい。あらゆる分野で有効な学習法だと思う。

 しかしずっとチュートリアルを続けていても、何も生み出せない。最低限のことが出来るようになってからは、目的を達成するための実戦経験の量をしっかりと確保しなくてはならない。

 実戦経験に時間を割くことで知識の習得が遅れてしまっても問題はない。実戦のための知識であり、知識のための実戦ではないからだ。

 とはいえ知識を身につけて成長することは人間にとって大きな快楽だ。だからついつい理由を付けて学び続けたくなるが、目的があって学んでいるならば、その目的を忘れてはならない。目的を達成するための行動にこそ意味があるのであって、学ぶこと自体には「学ぶ」以上の意味は無いのだ。

 なのに達成が困難な目的であるほど、未達成である現実と向き合わず、成長に執着しがちだ。そうなると成長することの素晴らしさなど関係ない。ただ逃げているのである。たとえ未熟な状態でも、実戦で勝てる強さを身につけるチャンスがあるならば、それを目ざとく見つけて着実に掴んでいかねばならない。

 僕は、目の前に無数のチャンスが見えてきたように感じた。それまでは何も見えず、とりあえず学ぶしかなかった。

 一方でまだまだ素人の域を脱したとは言えない状態なので、もっと「ちゃんと」理解して「ちゃんと」作れるようになってからオリジナルを作り始めたいという気持ちも強かった。

 揺れる。

 しかしその「ちゃんと」を待っていて結果を出せないまま悔しい思いをした経験が何度もあった。「ちゃんと」なんていうものは、いくら待っていてもやってこないのだ。「ちゃんと」を待たない勇気を振り絞らないといけない。

 僕は自分で考えたゲームを作り始めることにした。

 今の実力じゃクソゲーしか作れないのは明白だが、そのクソゲーで立ち向かい、実戦経験を積んでやるのだ。

 

ゲーム制作の壁は一つじゃない! 

  Unityでいろいろ動かせるようになったとしても、ゲームというのは成り立たない。何かしらのグラフィックが必要である。

「さぁ作るぞ!」みたいな流れになっているわけだから、グラフィックのほうはそこそこクリアできるのだろう。

 と思うじゃん?

 そっちも完全な素人なんだよね実は。

 というわけでまずは安いペンタブを買ってみた。

 

 

 Macで使えて無料でシンプルなペイントソフト、「FireAlpaca」もインストールしてみた。

 


 で、描いてみた。

 


 ペンタブ使いづらっ! 思うように描けない! アナログと同じように描けても何も描けないけども!

 イラストは一朝一夕で身につくものではないというのも実感した。しかし、そこそこのレベルでいいなら、知識を得ることでなんとかなりそうな気もした。まぁ、膨大な量の知識になるが。

 今すぐに使えるスキルにならなくてもいいので、とりあえず基礎からちまちま学んでいくことにした。

 イラストの基礎と言えばデッサン。だぶん。

 ということでまず自分の手を真剣にデッサンしてみた。

 


 今まで絵を書く習慣がなかったのだが、その割には描けた。しかし相当キツかったので、スキルが足りない。

 かといって地道な練習をするには時間を取られすぎるので、上達のための方法を教えてくれる本を読むことにした。

 これ。

 

絵はすぐに上手くならない

絵はすぐに上手くならない

 

 

 この本にはクロッキーをしてみて自己診断をしてみるように書いてあったので、クロッキーもしてみた。さっきのデッサンとは違い、クロッキーは速書きなので直す余裕なくてこれはこれで大変。

 


 デッサンの本も買ってみた。

 

基礎から身につくはじめてのデッサン―形のとり方から質感まで鉛筆デッサンの基本がわかる

基礎から身につくはじめてのデッサン―形のとり方から質感まで鉛筆デッサンの基本がわかる

 

 

 ためになった気がする。

 でもイラストのスキルはまだまだ使い物にならないので、今回のクソゲー制作では適当にごまかす方法を考えることにした。

 今になって思えば、デッサンよりイラストツールやベジェ曲線の使い方を学ぶほうが即戦力になった気もする。

 

まだでかい壁があるぞ!

 グラフィックは適当にごまかすとしても、まだ大きな壁が1つある。

 それは音だ。音がなくてもゲームとしては成り立つが、音がないと楽しさが半減である。BGM、SE、それらを用いた演出があることによってユーザーに楽しさを届けることができる。

 でもね、例のごとくこっちも素人なんだよね。

 というわけでまずはこのMIDIキーボードを買ってみた。

 どうやって使うのか知らないけど!

 

KORG USB MIDIキーボード microKEY-25 マイクロキー 25鍵

KORG USB MIDIキーボード microKEY-25 マイクロキー 25鍵

 

 

 作曲とSE作りはMacに元から入っているGarageBandでやってみることにした。ガレバン。そのうちガレバンの上位版であるLogic Pro Xに移行してみたいけど、まずはお手軽版で。

 ガレバンを使ってみてまず驚いたのは、PCのキーボードをMIDIキーボードのように使えるため、いきなりMIDIキーボードを買う必要なんてなかったことである。ガレバンに慣れてから充分だった。まぁ、あると楽ではあるが……

 次に驚いたのは、あらかじめ用意された膨大なフレーズを組み合わせるだけで曲を作れてしまうことだ。なんか適当にごまかすのが捗りそうなのだ。中にはYouTuberがよく使っていると思われる音源もあった。

 というわけで、まずは短い曲を作ってみた。ドラムは自分で打ち込んだが、それ以外は用意された音源を適当に組み合わせただけだ。

 


 うむ、素人が適当に作ったわりにそれっぽい。

 高クオリティなものを作れるようになるまではやはり時間がかかりそうだが、ガレバンというツールを知るだけで、音に関してはある程度いけると確信した。

 ガレバンはいいぞ。

 

いざオリジナル!

 試しに謎の空間で謎のオブジェクトを操作できる何かを作ってみた。

 

 

 なんとなく感覚も掴めてきた。わからないことだらけだが、できないことはやらず、とにかく完成させることを目指せばいけそうな気がした。

 コンテンツを作る上で一番大切なスキルは完成させるスキルなので、無茶してでも突き進むのが正しいと信じて強引に作り始めた。

 それでも完成させられるか危ういと思ったので、「クソゲーを作る」という目標を設定してみた。

 

グラフィックをどうするか

 いざ作るとなると、まずはグラフィックをどうごまかすかが問題になった。

 で、なんかもう面倒なので、練習の時に使っていた神絵師カラバッジョさんの絵画を今回も無断使用することにした。

 そうなるとカラバッジョの絵ばかりを使う正当性のようなものが、ゲームのコンセプトに必要となってくる。

 それも面倒なので、いっそのことゲーム空間が「カラバッジョワールド」ということにして、ゲームに一切関係がない絵画をさも当然であるかのように組み込んだ。そしたらいい感じに狂気をはらんでコンテンツとしての謎のオーラが出てきた。

 ペンタブを使ったのはクソゲー感を出すための題字と、次のステージへ誘導する矢印くらいだ。

 

音をどうするか

 BGMは新しく作ったりせず、練習で作ったやつをずっとループさせとくことにした。新しく作ることもできるが、それに着手すると完成が大きく遅れる。作りたい気持ちを抑え、「完成が第一、完成が第一」と呪われたように唱えながらSEをちゃちゃっと作った。

 SEは基本的にガレバンでそれっぽい単音を探し、それを1音鳴らして音声ファイルに書き出してそのまま採用している。

 

意外となんとかなる

 そんなこんなで作り始めて3週間くらいで、「スーパーカラバッジョワールド」は完成した。Unityを学び始めてからは、2ヶ月くらい経った。

 プログラミング経験がなかったので、C#でUnityのスクリプトを書くことはとても大変だった。しかし、躓くところはだいたい初心者にありがちなところだったし、多くの人が躓いているところだった。だから基本的には調べれば解決した。

 躓いて調べてというのをひらすら繰り返すのはめちゃくちゃ疲れるし苦労したが、所詮は答えのある問題だ。体力と時間があればなんとかなる。クオリティだとか上手くいくかどうかは置いといて、とりあえずなんとかなる。

 問題はゲームデザイン、つまりどういうゲームを作るかであり、そこで適切な判断をする難易度がとんでもなく高い。ゲームを作りながら「ここはこうしたほうがいいかなぁ」「ここはもっと良くしたいのにどうすればいいんだろうなぁ」と悩むことは何度もあり、それでいて答えなどない。スクリプトを書く作業にあてるつもりだった時間もあっという間に吹き飛んだ。

 ゲームデザインに関してはもっと経験を積む必要があると感じた。

 

完成が第一

 クソゲーでもなんでもいいから、とにかく完成させることが大事だと改めて実感した。作業を進めているといろんなスキルが足りないよう思えてしまうが、実際のところ一番必要なのは完成させるスキルだ。

 あたりまえのことだが、完成させるスキルがあれば他のスキルが不足していたって完成まで持っていける。そのスキルを伸ばすには完成の経験を積むしかないわけで、作りながら「完成が第一、完成が第一」と唱えて自分の中の完璧主義者を鎮めないといけない。

 そういう意味では、「クソゲーを作る」といった目標設定はとても良かったかもしれない。自分の中の完璧主義者を極力抑え、完成に向かってまっすぐ走りやすい。

 まぁ、出来上がるのはクソゲーだけども……

 

 

次はシンプルゲーを作るよ!

 クソゲーを作り終え、今度はスマホ向けのシンプルなゲームを作り始めている。

 あとゲームデザインの本も読み始めた。

 ずっとゲーム制作にかかりっきりにはならないが、これからもゲームは作っていくつもり。

 そういった活動のログは今後もnoteのアカウントに投稿していこうと思っている。

 


 新しいことへの挑戦はキリのいいところでどんどん発信して、達成感を細かく稼いでいくと成長が早い。気がする。頑張る。

 

 

意外と知られていない、はてブの神機能

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 はてブの機能を組み合わせるとこんなことが出来る。

 まぁまずは見てほしい。

 

 http://bukuma-diver.com/

 

 

 ブックマークをWeb上に記録したり、Webページにコメントを付けたり出来るサービスは世の中にたくさんある。日本においては、はてなブックマーク、いわゆる「はてブ」が最王手最大手である。

 そのため、ややIT系に偏っているものの、はてブのホットエントリーをチェックすればネットでの旬のページをだいたいチェックできる。
 さらにはてブの拡張機能を入れると、閲覧しているページのブックマーク数が表示されるため、そのページがどれくらいブックマークされているかで人気度を把握することが出来る。それだけでなく、拡張機能のボタンをクリックすれば閲覧中のページに寄せられたコメントを確認することも出来る。
 そしていつしか、「ブックマーク数が多いほど良いページ」となんとなく思うようになり、「良い」と思った物事でもコメントでボロクソ言われてるのを見て「良くない」と思い始めたりしちゃって頭がおかしくなってくる。
 これが一般的なはてブユーザーだと思って差し支えない。最高だぜ、はてブ

 

 そんなはてブだが、機能はこれだけじゃない。ユーザーがブックマークしたページの情報ははてブに記録されており、長年に渡って蓄積されたその膨大な情報を誰もが検索出来るようになっている。

 これがなかなか便利なのである。もちろん普通のGoogle検索も便利で、「それが何であるか」といった、何らかの疑問を抱いて使うぶんにはGoogleが一番である。しかし特定の物事に関する面白いページを探そうとすると、どうしても玉石混淆すぎてしまい、あまり満足出来ないことが多い。
 そういう場合にはてブ検索してブックマーク数が多いページをチェックすると、とても良いページとどんどん出会える。どうしてそうなるのかというと、「ブックマーク数が多いほど良いページ」だからである。当然である。何もおかしくない。

 

 このはてブ検索はキーワードでの検索だけでなく、ドメインでの検索も出来る。
 ドメインで検索すると、そのドメイン内でブックマークされたページを抽出することが出来る。要するに特定のサイトの人気ページを簡単にピックアップ出来るのだ。
 これは本当に素晴らしい機能である。ネットとの付き合い方が変わるくらい素晴らしい機能であり、神機能と言っても過言ではない。

 たとえば最近このような記事が人気を博した。

 こういったまとめ記事はとても役に立つしありがたい。

 だが、はてブでクックパッドのドメイン内検索をすれば同じような結果が出る。

 『cookpad』 の人気エントリー - はてなブックマーク

 まとめ記事を書いた人も、はてブドメイン内検索した結果をフィルタリングして一言添えてまとめるというやり方で執筆しているのだろう。

 面白いと思った様々なサイトでドメイン内検索をしてみると、良質なコンテンツを山ほど発掘できるのだ。


 そんな神機能であるが、日常的に使っている人はあまり多くないようである。その理由は明らかで、この機能を使う手順がやや面倒なのだ。
 まず「面白いページだ!このサイトには他にも面白いページがたくさんありそうだ!」と思ってこの機能を使おうとするわけだが、すると以下の手順が必要となる。

→そのサイトのURLのドメイン部分をコピー
はてブに移動
はてブの検索欄に貼り付け

 こんなのいちいちやってられない。クリックや打鍵の回数は5回をゆうに超える。素晴らしい素晴らしいと思いつつも、実際僕ですらたまにしか使っていなかった。

 

 しかし諦めたくはなかったので、自分のようなはてブユーザーのニーズに応えたサービスを作ることにした。
 それが「ブクマダイバー」というサイトと、その拡張機能だ。
 サービスの説明をする前に、とにかく拡張機能の素晴らしさを伝えたい。
 この拡張機能は上で述べた面倒くさい手順をすべてすっ飛ばし、たった1クリックで神機能を使えるようにしたものだ。
 閲覧中のページでブラウザ上部のブクマダイバーボタンを押すと、そのドメイン内の人気ページ一覧を表示する。ただそれだけなのだが、もともとのはてブドメイン内検索が素晴らしすぎるためにこの拡張機能も素晴らしいものとなっている。開発中からこの素晴らしさに胸を打たれていた。是非とも多くの人に使ってもらいたい。拡張機能Google Chrome用しかないが、その他のブラウザのためにもブックマークレットを用意している。シンプルな機能なので、ブックマークレットでも充分に使える。

 

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Wikipedia拡張機能のボタンを押すと、このような画面が表示される。→実際のページ

 

 ブクマダイバーというサイト自体がどういうものかというと、トップページははてブのホットエントリーを表示している。ブクマダイバー自体に特別な機能はなく、完全にはてブを使い倒すためのサービスなのだ。
 しかしただホットエントリーを表示するのではなく、「記事を読む前にコメントもチラッと見たいなー」という個人的ニーズに応えるため、ホットエントリーの記事一覧と共にコメントも表示している。なかなか良い。

 それだけでなく、記事のあるサイトでのブックマーク数の多いページも1クリックで表示出来るようにしてある。
 気に入ったサイトがあれば「ウォッチリスト」に登録し、こまめにチェックすることも出来る。

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 はてブ検索もブクマダイバー上で出来る。それにより、検索にヒットした記事一覧をコメント付きで確認出来る。当然1クリックで記事のあるサイトの人気ページも確認できるし、そのサイトや、検索ワードを「ウォッチリスト」に入れることも出来る。

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(→「橋本環奈 gif」で検索した実際のページ) 

 

 ブクマダイバーははてブの機能が持つポテンシャルを引き出すだけのサービスなので、登録も必要なく、手軽に使えるようになっている。
 別にキュレーションサービスが作りたいとかそういうことでなく、ただ自分のニーズに合った形ではてブを使い倒したいという思いで制作を決めた。だから開発途中の時点で常用するようになったし、自分と似たニーズを持つはてブユーザーにも是非使ってもらいたいと思っている(非営利なので爆発的に広まったらサーバー代で泣くけどw)。
 特に拡張機能
 これのおかげでネットの面白いコンテンツをどんどん発掘出来る。あるサイトで面白いコンテンツを見つけたら、大抵はそれだけでなく、他にも面白いコンテンツがたくさんあるものだ。そのほとんどを普段は見逃していたが、ブクマダイバーの拡張機能があれば、1クリックで出会えるようになる。
 いやー素晴らしいよ、ブクマダイバー。

 もはや誰にも使われなくても、自分がこれを使えるというだけで満足してしまうレベル。

 はてブの素晴らしい機能とオープンなAPIを用意してくれたはてなさん、ありがとうございます!

 

 

 ちなみに開発はGitHubでオープンに進めている。何か機能を足したほうがいいんじゃないかと思った場合は、勝手に上手いことやってPull requestしてくれると、そのまま機能が追加されちゃうかもしれません。 

 

いいイヤホンとか欲しくなったけどカナル型は好きじゃないのでいろいろ模索してみた

 音楽を聴きながら作業することがある。そういう時はいつもiPhone付属のイヤホンを使っていたが、もっといい環境で音楽を聞きたくなった。
 ところが、どうすればより良い環境に出来るのかいまいちわからない。まだ答えは出ていないのだが、ちょっと前にいろいろ模索した過程と、気になった製品をまとめておく。

 

それまでの環境

再生デバイス

 主にMacbook Air
新しいMacbookほしい……)

 移動中やジムで筋トレしてる時はiPhone

 

再生ソース

 主にiTunes
 新しいアーティストを開拓したい時はjango。

 

 

使用オーディオ

 iPhone付属のイヤホン、EarPods。これ実は買うと結構高い。


 EarPodsの使用理由は以下。

 

  • 調達のしやすさ(既に持ってるので)
  • 低コスト(既に持ってるので)
  • 最低限の音質
  • 解像度は高くないが、そのぶん音の角が丸いので聴き疲れしにくい
  • 耳栓の用に押し込むカナル型でなく、昔ながらのインナーイヤー型なので、長時間使用でも耳が痛くならない
  • ガバガバゆるゆるだけどそのぶん着脱が楽
  • 外部の音がしっかり聞こえる

 

 EarPods耳に軽く置く感じの装着なので耳に優しいが、ジムで体を動かすとぽろぽろ落ちてしまう。なのでジムで使うEarPodsにはこれを被せている。外れにくくなって非常に使い勝手が向上した。

 

PGA Apple EarPods専用 シリコン製イヤホンカバー ホワイト PG-IP5EARC02WH
 

 

 2ペア入りなので、耳が大きい人でも2枚重ねにすればフィットするはず。
 これもちょっと気になる。

 

sprngclip(スプリングクリップ) for Apple EarPods SP1146

sprngclip(スプリングクリップ) for Apple EarPods SP1146

 

 

 フィットしないからEarPodsを使わずにいる人は、ここらへんのを使ってみるといいかも。EarPodsは2年ごとのiPhone買い替え時に毎回タダで手に入るものなので、気楽に使えていい。

 

改善パターン

 現在の環境に特別不満がある点はないけども、とりあえず使用オーディオを変えるだけで大幅に改善出来るはず。
 そこで改善パターンをいくつか考えてみた。

 

オーディオのタイプを変えてみる

 たとえばイヤホン→スピーカー。
 これなら聞き疲れしにくく、耳も痛くならない。
 小音量なら近所迷惑にもならない。

 候補としては、低コストを重視するならこれが良さそう。

 

LOGICOOL ステレオスピーカー Z120BW

LOGICOOL ステレオスピーカー Z120BW

 

 

 どうやらPC用スピーカーは安くていいものが結構あるようである。

 

 

 音質を重視するならこれが良さそう。

 

Olasonic USBスピーカー バスパワー 10W+10W TW-S7(W)

Olasonic USBスピーカー バスパワー 10W+10W TW-S7(W)

 

 

 これは2.5wの入力しかないUSB給電タイプなのに、10W✕2の出力を実現して話題になったスピーカー。

 


 以前この記事を読み、そのうち自宅用として買いたいなぁと思ってた。
 ただ、ガラリと環境が変わるので、スピーカー化はとりあえず保留に。

 

 イヤホン→ヘッドホンにしてみるというのもちらっと考えたが、やっぱり長時間使用に向かないし、髪がペッタリしちゃうので微妙。
 ただ、いいヘッドホン自体は欲しい。特に必要ないから買わないけど、BOSEノイズキャンセリングのやつ]()とか、ゼンハイザーの名機[HD25](http://www.amazon.co.jp/dp/B000TDZOXG)とか魅力的。

 

 

【国内正規品】ゼンハイザー 密閉型ヘッドホン HD25-1 II

【国内正規品】ゼンハイザー 密閉型ヘッドホン HD25-1 II

 

 

 近所の電器屋で試聴した感じだとこれめっちゃ良かった。

 

【国内正規品】AKG 密閉型ヘッドホン リファレンスクラス ブラック K550
 

 

 でもオールマイティに高音質で聴けるAKGK240()を既に持っているので、そんなのをわざわざ買うことの優先度は極めて低い。

 

 

 真剣に音楽を聴くためのヘッドホンであるSTAXはお金ない時に売っちゃったし、何か新しいの欲しいなぁとずって思ってるんだけどね、ハイファイに走るとキリがないからアカン。

 

スタックス コンデンサー式イヤースピーカーシステム SRS-2170

スタックス コンデンサー式イヤースピーカーシステム SRS-2170

 

 

他のインナーイヤー型のイヤホンに変えてみる


 これが一番無難な改善パターンである。
 ただ、iPhone付属とはいえ、EarPodsは小銭で買えるようなイヤホンよりは圧倒的に音質がいい。そもそも買うと3500円くらいするイヤホンなので、付属品だからといって馬鹿に出来るような代物ではない。
 おそらく、数千円のインナーイヤー型イヤホンでもEarPodsを上回る音質のイヤホンはそこまで多くない。しかもわざわざ数千円を出して乗り換えるほど、大幅にEarpodsを上回った音質と汎用性を持ち合わせたものは、ほとんどないように思われる。
 あったとしても、簡単に手に入り、しかも耳に合うものとなるとやはり存在するのか怪しい。

 そうなると1万円クラスのイヤホンを考えなくてはならない。
 音質や入手のしやすさ等を調べた結果、一番欲しいと思ったのがこれ。

 

ninewave インナーイヤーヘッドホン NW-STUDIO PRO シルバー XNIW551129

ninewave インナーイヤーヘッドホン NW-STUDIO PRO シルバー XNIW551129

 

 

 1万超えのイヤホンなのでおそらくEarPodよりも高い解像度。インナーイヤーの割に低音もよく出るらしい。そして本体デザインや小物等が、なんかいい雰囲気。所有している楽しさというのは確実にありそう。

 次に欲しいと思ったのはこれ。


 安っぽい見た目だけどNW-STUDIO PROよりやや上品な音作りで、結構ハイファイ志向らしい。
 ただ、いつの間にかAmazonから姿を消していたw

 あとはつけ心地や音質が安定していると思われるBOSEのやつもいいかもなぁと思ったり。

 

 

 電器屋に置いてあるのを何気なく試聴したことがあるのだが、つけ心地はなかなかいい。確か音質も悪くなかった。

 でもまぁとりあえずNW-STUDIO PROかUBQ-ES903のどちらかにしとこうかなぁ、音質的には前者だけど、耳に合わなかったら困るし、ちょっと安い後者にしようかなぁなんて考えていたところ、さらに別の可能性を思いついた。
 EarPodsから音質を上げるのではなく、音質はとりあえず置いといて、音楽体験をより楽しくするような個性派に乗り換えるのもありだなぁと。

 そこで候補となったのがこれ。

 

final audio design Piano ForteII ダイナミック型イヤホン(ブラウン) FI-DC1550M1-BR

final audio design Piano ForteII ダイナミック型イヤホン(ブラウン) FI-DC1550M1-BR

 

 

 3000円以下なので解像度は高くないが、圧倒的な音場の広さは多くの人を魅了し、唯一無二の存在となっている個性派イヤホンだ。ちなみにこれの最上位機種は20万円を超える。
 Piano Forte IIは聴き疲れしにくいようなので、とりあえず安いしこれ買っておこうかなと思った。

 しかし電器屋試聴してみたところ、これはインナーイヤー型だがビー玉くらいある本体をガポッと耳にねじ込むタイプで、自分の耳にはちょっと合わなかった。魅力的だったけど、長時間の使用で耳が痛くなりそうだった。それにインナーイヤー型の宿命であるが、うるさい電器屋では試聴しても音質の良し悪しが全くわからなかった。
 というわけでインナーイヤー型イヤホンの購入もとりあえず保留に。

 

カナル型のイヤホンに変えてみる

 カナル型が好きじゃないからインナーイヤー型がいいとはいえ、カナル型では絶対にニーズを満たせないとは言い切れない。もしかすると耳に合うものなら問題ないかもしれない。そう思い、カナル型も候補に入れて考えてみることにした。
 まずは安めの個性派から探すのがいいかなと思った。そもそも高解像度のイヤホンを買っても、再生デバイス・ソースがハイファイではないので、宝の持ち腐れになる恐れがあるのだ。

 前述のPiano Forte IIを作ってるファイナルオーディオデザインというメーカーは、価格帯を問わず変態的にこだわったイヤホンを世に出している。
 廉価なインナーイヤー型の変態イヤホンがPiano Forte IIであるが、廉価なカナル型でも変態イヤホンを出していた。

 それがこれである。

 

final audio design Adagio II ダイナミック型イヤホン(ブラック) FI-AD2DBL

final audio design Adagio II ダイナミック型イヤホン(ブラック) FI-AD2DBL

 

 

 力強い低音が特徴で、それでいて聴きやすいモデルだ。
 試聴してみたところ、装着感は悪くない。そして音質もなかなか。解像度が高いわけではないが、低音重視の割に高音も伸びやかで、解像度の低さを感じない。そして何より、よくレビューでライブハウスにいるようだと表現されるように、低音を土台とした臨場感のあるサウンドが魅力的だった。Piano Forte IIが表現する音の広がりとは対照的に、音との近さがうまく表現されている。無理やり人に置き換えると、ジーパン&サンダルに上半身は裸で外出しちゃうマッチョなアメリカ人みたいな感じである。
 若干中音域が埋もれることもあるが、これは音楽が楽しくなりそうなイヤホンだと思った。

 隣にAdagio IIより高いAdagio IIIというモデルもあった。

 

final audio design Adagio III ダイナミック型イヤホン(ブラック) FI-AD3DBL

final audio design Adagio III ダイナミック型イヤホン(ブラック) FI-AD3DBL

 

 

 こちらもなかなか良かった。Adagio IIより引き締まった低音で、高音は鋭さが抑えられつつもより伸びやかになっている。全体的にクリアな印象で、音場も広がり、Adagio IIよりさらに空間をはっきりと感じる。音の余韻なんかもしっかり感じられる。
 こちらのほうが「いいイヤホン感」は強い。変態イヤホンなのは変わらないが、質の高い音なので一見すると紳士だ。人で言えば、ブリティッシュスタイルできっちりスーツを着こなしているノーパン野郎だ。
 解像度の高いオーディオを持っていない人がEarPodsや同等の価格帯のイヤホンからランクアップしたいと言ったら、これを薦めたくなる。Amazonだと価格もAdagio IIと大して変わらないのでコスパもいいかも。

 ただ、より個性的な楽しさがあるのはAdagio IIである。「ブリブリのエレクトロニカが聴きたい!」という気持ちになった時などに選ぶのも、絶対Adagio IIだろう。
 Adagio IIIのほうがオールマイティに使える気はしたが、解像度はそれほど求めておらず、音楽の楽しさをより体感できるものが欲しかったので結局Adagio IIを買うことにした。

 

その後

 Adagio IIを買ってみたのだが、エージング、つまり慣らし運転というものをほどんどしていない状態だと、かなり薄っぺらい音であった。低音もほとんど出ない。
 Adagioシリーズはエージングで化けると言われているし、数十時間エージングすれば試聴用と似たような音になってくるのだろうが、すぐにそれを体感できないのは残念であった。
 ただ、試聴用よりあまりに音質が劣るため、本当にエージングで劇的に向上するのか不安だった。たまたま不良品か偽物を掴まされたのではないかという気さえした。
 また、装着感は悪くないと思っていたが、イヤホン後部が若干耳に触れており、しばらく着けているとその部分がちょっとだけ痛くなった。短時間の装着じゃ全く気付かなかったしイヤホン本体もかなり小ぶりなので、想定外だった。
 何度も使っているうちに耳が慣れてくれるといいが、慣れなかったらどうしようと思った。

 かなり不安であったが、数時間使っていると音質はだいぶ改善されていった。指で押さえて耳の奥に押し込んだ状態で聴くと、視聴時とほぼ同じ音になった。
 しかし、指を離すとまた薄っぺらい音になった。恐らくシリコンのイヤーチップがまだ固く、耳になじまないせいだと思われた。

 そこで、家にあった低反発のスポンジでできたボロいイヤーチップを付けてみた。するととんでもなく音が良くなったので、いい感じの低反発チップを探してみた。
 そして見つけたのがComplyというメーカーの低反発イヤーチップ。

 

 僕が買ったのは確かこれ。

 

COMPLY (コンプライ) イヤホンチップ Ts-200 ブラック Mサイズ (3ペア)

COMPLY (コンプライ) イヤホンチップ Ts-200 ブラック Mサイズ (3ペア)

 

 

 使ってみたところ、今までとは別次元のイヤホン体験をすることになった。自分が持っていたカナル観が大きく変わり、一気に僕のカナルが開発されてしまった。
 まず装着感が素晴らしかった。着脱がやや面倒であるが、耳の中で強く当たる部分もなく、ふんわりとした付け心地。それでいてイヤホンがしっかり奥まで入るので、イヤホン後部は耳に当たらなくなった。
 そして圧倒的な遮音性。新品なら電車の騒音もほとんど聞こえなくなってしまうほど。
 奥まで入り、しっかり遮音しているので、このイヤーチップはイヤホンのポテンシャルを存分に引き出す。
 すると変態イヤホンAdagio IIの変態性が爆発!
 イヤホンでありながら胸に響く低音!
 なんだこれ! 低音重視のヘッドホンよりも低音出てるじゃん!

 ……っていうか低音出すぎだよ!
 Complyのイヤーチップは低音が強くなるらしいので、高音重視のモデルを買ったのだが、それでもAdagio IIと組み合わせると異常な低音になってしまった。
 低音重視の曲だとそれはそれでかなり気持ちいいが、さすがに他の音域が埋もれ気味になった。
 そこでいろいろ調べてみたら、逆挿しという技があるのを知った。Complyのイヤーチップをイヤホンに逆向きで付けてみると、低音がやや抑えられて他の音域が埋もれないという。
 実際にやってみるとかなりいい感じのバランスになった。低音はブリブリ出ているが、それでいて他の音域も埋もれていない。装着感は若干悪くなるが、それでも普通のカナル型とは比べ物にならないくらい快適である。
 Complyのイヤーチップはちょっとイヤーチップとしては高すぎるように思ったが、使ってみるとこの価格に見合った性能であり、むしろ性能の割に安いくらいだ。
 カナル型がどうもしっくり来ないという人や、低音が好きすぎて頭が馬鹿になってきてる人は是非ともComplyのイヤーチップを使ってみて欲しい。
 ノズルのサイズにバリエーションがあり、きちんと選べばだいたいのカナル型イヤホンに付けられる。
 Comply公式サイトやe☆イヤホンで自分のイヤホンに対応したモデルをチェックしてみよう。

 


さらにその後

 僕は非カナル派だというのに、Adagio II & Comply体制の鳴り方が気持ちよくてしばらく使っていた。しかしその気持ちよさをひと通り味わい、普段使いとしての立ち位置を吟味してみれば、やはり低音パラダイスで聴き疲れしやすいので長時間使用には向いていないw
 なので結局PCで作業をする時にはたまにしか使わず、主に電車での移動中に使っている。
 本来の目的は果たせていないが、電車移動時の役立ちっぷりは半端ない。電車の騒音をカットしてくれるということは想像以上に快適だった。ボリュームを小さくしていていも、ちょっとでも音楽を流していたら電車の騒音はほぼ聞こえない。目を閉じてぼーっとしてたら電車が止まったことにも気づきにくいほどである。

 PCで使うイヤホンはどうなっているのかというと、相変わらずiPhone付属のEarPodsである。そのうちNW-STUDIO PROを試聴して、耳に合うなら買う可能性が高い。Bluetoothのイヤホンも気になっているので、いい感じの製品を知ればそっちに心が傾くこともあるかもしれない。

 非カナル派の僕らはどこへ辿り着くのだろうか。イヤホンの旅はまだまだ始まったばかりだ。

 

 

 ところでみんなは一体どんな環境で音楽を聴いているのだろうか。

 そしてそれは理想的な環境なのだろうか。

 

 

 

 

ねぇ、飛び級しない?

 僕は小学生のころ、問題児として扱われた時期があった。与えられた席は特等席。一番前の席よりもさらに前。教卓の真横だ。ふざけんなよ。

 そうなった理由は、僕が大人しく授業を受けられないからだ。まぁ……言い分は理解できる。

 僕の他にもう一人、特等席を与えられた子がいた。やはり彼も僕と同様に、大人しく授業を受けられない。まったくしょうがない奴だ。

 そりゃ僕だってしょうがない奴には違いないのだけど、今思えばこの特等席が、日本の教育システムの問題を端的に示しているように思える。

 

 僕じゃないほうの問題児は、先生の話をまともに聞けず、すぐキレて、テストでもほとんど点を取れなかった。それを何とかケアするために、特等席を与えられていた。

 じゃあ僕も同じかというと、そうではなかった。先生の話はすぐに理解したし、指されても即答出来たし、練習問題もすぐに解き終わったし、テストは基本的に100点だった。

 ではなぜ問題児とされたのか。それは退屈だったからだ。先生の話をすぐに理解し、退屈だった。何を問われても答えられるくらい理解していたから退屈だった。練習問題もすぐに解き終わったので退屈だった。

 所詮は小学生だ。退屈ならおしゃべりもする。そして怒られる。また退屈になれば別のことをやったりする。そして怒られる。怒られずにできることといえば、教科書を読むことくらいだ。でもそのせいで、次の授業は先生の話を全く聞かなくてもよくなり、もっと退屈になってしまった。そうなると、もっといろんなことをして、もっと怒られた。そうして僕は「問題児」となった。

 

 結局僕は、日本の教育システムからあぶれてしまったのだ。出来るか出来ないかの問題じゃない。「平均的な子供」でなかったことがいけなかったのだ。

 塾になんか行っていなかった。予習も復習もしない。宿題以外の勉強もしなかった。僕が特別なことをした訳じゃない。「話を聞け」と言われたから聞いた。「問題を解け」と言われたから解いた。「テストを受けろ」と言われたから受けた。それを全て上手くこなして退屈になった結果が、「他の子が出来るまでじっとしてろ」だ。小学生にそれは難しくないですかね。

 もう一人の「問題児」だって同じようなものだ。彼が何かしでかした訳じゃない。話が聞けないのも、感情をコントロールできないのも、テストで点を取れないのも、彼自身の能力の問題だ。それによって「平均的な子供」でなくなってしまっただけだ。構造的には僕と変わらないはずだ。

 だけど公立小学校のシステムだと僕らは単なるイレギュラーな存在でしかない。当時はぼんやりとした不満しか抱けなかったが、今ならはっきりと言える。システムが悪い、と。

 別に僕が天才的な能力を持っていたわけでもない。あくまで小学生のレベルだとよく出来たというだけで、小学生を逸脱するような能力は持っていなかった。だから僕のように退屈を押し付けられていた子は、だいたいどこの小学校でも各学年に10人くらいはいたんじゃないかと思う。決して珍しい存在じゃないし、僕だって最終的には大した大学にも行っていない。

 

 高校や大学での飛び級がよく話題にはなるけれど、義務教育期間、特に小学校にこそ飛び級制度が必要だと思う。もちろんその制度には、留年も含まれる。

 もしあの当時に飛び級制度があったら、なんてことをつい考えてしまう。きっと「問題児」として退屈な授業を受ける日々はなかっただろう。

 上のレベルに挑戦したとしても、敗北を喫するだけだったかもしれない。だけど、ただ単に退屈を押し付けられるだけだった時間が、何らかの勉強に使われるだけでも充分に有益であったはずだ。

 もう一人の「問題児」も同じだ。能力的に出来るはずもないことをやらされ続けたが、当然出来るわけもなかった。「能力には個人差がある」という事実を隠蔽するかのように、問題は「頑張ったか頑張らなかったか」にすり替えられ、彼は「頑張らなかった子」の烙印を押されて学業という枠組で落ちぶれていった。今のシステムでは、何度「彼」が出現しても、一向に彼を救えない。

 でも留年制度があれば、彼の成長に合わせて学年を進むことが出来れば、少しは違ったんじゃないかと思う。「みんな画一的に学年を進むのが平等」という見せかけの平等が、弱者が弱者でなくなるチャンスを奪っているように思えてならない。

 早生まれの子も同じだ。3月生まれなんて、4月生まれとほぼ一年の差がある。発育のスピードにだって個人差があるのだから、場合によってはとんでもない能力差が生まれてしまう。しかし現状だと「早生まれだし仕方ないよね」で済ますしかない。

 

 ただ、現状からいきなり飛び級制度を施行するなんていうのは不可能に近い。今のような完全に「クラス」という集団で学校生活をしている中だと、飛び級していいと言われてもなかなかしづらい。それだと僕だって飛び級しなかったかもしれない。

 きちんと機能する飛び級制度を可能にするには、クラス全員が同じ行動をするのではなく、各人が自分の受ける授業を受けに行くという高校の選択授業のようなシステムに変えないと難しい。小学校にそれを採用するにはそれなりに工夫が必要だろうが。

 上か下に飛び抜けた子の特例を許可する、という程度では基本的には今と大して変わらないのだ。その程度だと僕のような子は飛び級出来るほどでもなく、やっぱり退屈を押し付けられ続ける。

 また、飛び級制度施行後も、飛び級したり留年したりする子がそこそこいないと意味が無い。あくまで特例措置でなく、当然起こり得ることとして運用されなければならない。

 

 このようなことを踏まえると、まず実現すべきなのは飛び級制度よりも、習熟度別授業の普及だと思う。

 私立では結構行われているだろうし、公立でもやっているところはある。ただ、全ての公立小中学校で行われるべきだ。

 とはいえ、クラス自体を習熟度で分けてしまってもなかなか上手くいかないだろう。小学生では学力の変動も激しいし、小学生から常に格付けされ続ける状態になってしまう。

 そうなると先生方がかなり上手く運用していかないといけない。小学校の先生の力量に頼るようなシステムは絶対駄目だ。日本の制度だと、どうしても小学校ほど能力の低い先生が集まるような構造になっている。先生が優秀でないと学年ごと芽を摘まれてしまうのは当たり前、なんてシステムではいけないのだ。

 だからクラス分けにおいては今まで通りでいい。習熟度で分けるのは主要教科の授業だけだ。今までのシステムで上か下にあぶれてしまった、「平均的な子供」ではない子をケアするための授業を用意すべきなのだ。

 複雑なことではなく、特に出来る子と特に出来ない子が、主要教科において別室の少人数授業を受けるようにすればいい。それ以外の子は、今まで通りの授業を受ける。

 少人数だから、出来る子と出来ない子を同室に集め、一人の先生が別々の授業をすることだって可能だ。また、通常授業と同じ教科を同じ時間に受ける必要もない。通常授業で国語をやっている時に少人数授業で算数をやったとしても、最終的な授業数が同じなら問題ない。だから複数のクラスから集めて少人数授業を行うことだって出来る。このようにやっていけば、教員もそこまで不足しないで済むはずだ。

 この程度の習熟度別授業なら、現状のシステムにちょっと手を加えるだけで実現できる。ちょっとしたことなのだけど、これであぶれてしまう子がどれほど救われるか。

 私立に行けばいいだとか塾にいけばいいだという考えもあるだろうが、それでは結局金の問題になってしまう。生まれた家庭によって人生のかなりの部分を左右されてしまうのは当然のことだが、それでも公立ならば平等に、しかも多様なチャンスを与えるべきだ。

 

 ただ、日本にはびこる、画一性と平等を混同した悪平等主義が、このちょっとした習熟度別授業の実現すら阻むかもしれない。保護者や教員の反対は多少なりともあるだろう。徒競走で順位を付けないのが理想だと考えるような人間はどこにでもいるものだ。

 しかし、能力の違いを認めないその態度こそが、能力の差を埋めたり、秀でた能力をさらに伸ばしたりするチャンスを奪っているのだ。彼らに屈してはならない。

 多くの日本人がぼんやりと抱く、画一的であろうとする意識までもが悪だと言っている訳じゃない。その意識こそが日本の民度を諸外国よりも遥かに高くしている要因であることも事実だろう。しかし、それが行き過ぎたり、それではカバーできないものについては、はっきりとNOを突き付けなければならない。

 

 僕は隙あらば今の教育システムを変えてやろうと目論んでいる。どうにかして外側から揺さぶることは出来ないものかと思案している。救いたいんだ、出来る子も出来ない子も。

 でも、そう簡単には出来ないし、今すぐ出来ることでもない。だからブログでちょこっと愚痴ってみた。同じような問題意識を抱く人が少しでも増えればいいなとも期待しつつ。

 

 出来る子ほど授業が退屈になってしまう状態は、まだまだこれからも続いてしまいそうだ。家計に余裕が無いと、解消する術がないのだ。そして退屈に耐えられなくて別のことを始めてしまう子は怒られ、「問題児」になっていく。

 だけどそんな「問題児」が生まれた時、教員が怒鳴るのではなく、こんな一言を投げかける未来であってほしいと切に願っている。

 

 ——ねぇ、飛び級しない?

 

 

月間1000万PV突破したけど儲からねぇなこれ

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 去年8月に始めたアプリ☆メーカーだが、先月7月のPVが1103万だった。

 月間PV数なんて人に言うくらいにしか役に立たないのでろく見ていなかったが、ふと6月にチェックしてみたら900万を超えていてびっくりした。

 こりゃもしやと思ってチェックし始めたところ、期待通りに7月は月間1000万PVを達成した。

 他人事のように言うけれど、個人でやって月間1000万PVってすごいなぁと思う。

 でも既に作っちゃったサービスだし、そんなことより次のサービスが気になる。誰かアプリ☆メーカー買ってくれないかなぁ、なんて思ってしまう。

 僕は釣った魚よりもこれから釣る魚に興味があるのだ。

 

 こうも冷めてるのには他にも理由があって、実のところ、アプリ☆メーカーはそんなに儲からないのである。

 理念で掲げる「新しい収入源の提供」を実現するため、アプリ☆メーカーはユーザーに広告収益をあげちゃうという捨て身運営をしてるからだ。運営はユーザーのおこぼれをもらう程度であり、サイトが生み出す広告収益の1割程度しか得られていない。サーバー負荷が半端ないサービスなので経費もかかる。

 だから実質的には月間100万PVのサイトと同じくらいの収益だろうと思う。月間100万PVでは、はっきり言って広告収益だけでは「儲かってる」と言えるレベルにはなれない。

 収益率を上げるための施策とか頑張ればもっと儲かるのかもしれないが、面倒だ。面白くない。

 なので本当にいっそのこと誰かがポーンと1億くらい出してアプリ☆メーカーを買ってくれると楽でいいのになぁと思う。

 

【2015年末追記】

さらに成長してちょっと儲かり始めました。ありがとうございます。

Google Japan本社に呼ばれた話

 突然Googleからメールが来た。

 内容は、「AdSenseの有力ユーザーを集めてセミナーとか懇親会とかやるから来なよ!」というもので、そりゃまぁ行きますわ。すぐに参加希望の申し込みをした。

 

 というわけで5月25日、六本木ヒルズにあるGoogle株式会社(Google Japan Inc.)のオフィスで開催された「2014 AdSense Partner Summit in 東京」に参加してきた。サミットと言うからにはなんかすごいんだろうな、と期待しつつ……

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 25日の朝10時前に会場であるGoogle Japan本社に到着すると、六本木ヒルズのスタバの横に受付があった。そこで招待状と名刺1枚を渡した。

 名刺1枚を渡すというシステムについては、おそらく懇親会で100人規模の名刺交換が始まると収集が付かなくなってしまうので、あらかじめ1枚だけを預かり、その情報をうまく共有させて円滑に事を進めるためだろうと予想した。このイベント自体がGoogle+で管理されていたので、名刺情報もそこで公開範囲を参加者に限定して共有すれば、参加者にGoogle+という自社サービスを利用させつつ同時にコミュニケーションを促すこともできる。

 名刺1枚を渡すというシステムの裏にこういうスマートなアイディアが見えたので、僕は「Google先生はやっぱり頭がいいなぁ〜」なんて思った。

 が、聞いてみたら実際は名刺1枚を渡すことに大した意味はないようで、「どういう人が参加したのかをGoogleが知るため」という程度であったw 僕が見たスマートなアイディアは幻覚でしかなかった。そしてイベント終了後も参加者の情報は特に共有されないという……

 

 それはさておき、受付を済ませるとGoogleのオフィスがあるフロアに案内された。サミットはまずセミナーから始まる。それが始まるまでの間は、「バー」と呼ばれるところで待つ。

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  一見すると、単に他人同士が集まってそわそわした感じだ。しかし招待されたのはAdSenseで稼いでいる猛者およそ100人だ。大手サイトのように月数百万、数千万を稼ぐようなレベルではないかもしれないが、ここに呼ばれている以上、みな只者ではない。戦いは既に始まっていたはずだ。僕の実力では確認出来なかったが、おそらくこの時点で命を落とした者もいるに違いない。脱落者というのは得てして人知れず消えゆくものだ。

 

 始まるまでは朝食を自由に食べていいとのだった。バーカウンターにはパンや飲み物が用意されていた。

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 何も食べずに来た僕はお腹が空いていたので、チョコパイとくるみパンとコーヒーをもらってきた。

 結構ボリュームがあるせいで食べるのに時間がかかり、セミナー開始ギリギリまで食べ終わらなかった。

 その結果セミナーを行う部屋の席はほとんど埋まってしまい、中途半端な隙間の席に「すいません、ここいいですか?」と言って座った。

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 水は飲み放題。

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 セミナー開始前には、GoogleのCMが流されていた。開始後の撮影はNGなので、セミナーに関する写真はこれだけ。

 セミナー内容は、主にモバイルの重要性についてだった。非常に正しく、そして重要なことではある。

 ただ、AdSenseで稼いでいる人が呼ばれているので、モバイルが欠かせないのはみんな痛いほどわかっているだろうし、そもそもモバイル欠かしてここに呼ばれた強者なんているのか!?と思わずにはいられなかった。

 

 セミナーは午前と午後に分かれており、午前が終了すると懇親会と称した昼休みになる。

 Googleの食堂と言えば、専属シェフが振る舞う豪勢なバイキングで有名だ。僕はわくわくしていた。この昼休みにそれを堪能できる! そう思うとセミナー中からよだれ垂れ流し状態であった。このサミットに参加したのもむしろ食堂目当てだったと言っても過言ではなかった。

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 しかしだ! 昼食で食堂は使われず、朝食と同じようにバーカウンターに軽食が並ぶだけだった!

 これはショックだった。大いにショックであった。写真の奥には食堂の扉が写っている。てっきりその扉とともに食欲のパラダイスが開かれるのだと思っていた。自分は楽園へのチケットを手にしていたのだと思っていた。ああ食堂よ……それははかない夢であった……

 

 落ち込んでいても仕方ないので食べ物とグレープフルーツジュースを取ってきた。

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 唐揚げも取ってきた。

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 唐揚げの下にはポテトがこっそりと仕込まれている。参加者は日本人らしさを発揮していて、みんなちょっとずつしか食べ物を取って行かなかった。そのせいで唐揚げが結構あまっていたので、僕はもう一回唐揚げを取りに行った。

 バーの窓側はこんな感じで、とても見晴らしがいい。

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 そしてお分かりいただけるだろうか、この懇親してる感じの全然ない懇親会が……

 懇親会と名の付いているものの、Google側が何かをするわけでもなく、ただの昼休みだった。「面識のない人達を100人集めたとしても、自由にさせとけばみんなすぐに打ち解けて盛り上がっちゃうよね☆」というメリケン思考で企画してしまった感がある。「ルールやモラルで縛らずに日本人を動かす」という行為の難しさを見くびっているように思える。集まった人達も、大雑把に言えば「日本人をどう動かすか」を日夜考えている人達なわけで、僕以外にも同じように思った人はいるだろう。

 まぁこの写真が撮られた後に段々と会話する人も増えたのだが、活発に懇親が行われて盛り上がっていたとは言えない状態だった。

 

 会場にはこんなものも。

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 ストリートビューのあれこれ。

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 モニターに囲まれてストリートビューをがっつり体感できる装置もあった。最初は「おお!すげぇ!」と興奮したが、いろいろいじってみると意外と面白くない。

 

 午後のセミナーの詳しい内容は忘れたが、多言語対応の重要性についてだとかそういうことをやっていた。

 午前、午後のセミナー両方で思ったことがある。

「これ、レジュメでよくね?」

 質疑応答もなく、スライドを順次表示しながら進め、一方的に情報を伝えていくという真面目なスタイルだ。でもそれならばレジュメを配るほうが効率良さそうだし、参加者もメモを取る必要がなくて楽だ。

 セミナーの撮影がNGなので情報の秘匿のためなのかもしれないが、セミナー内容はデータの提示と概論に終始していたので、全情報が公開されても特に問題なさそうである。

 価値のないセミナーでは決してなかったが、一参加者にとしては「そうだよね、そうだよね、あるある」という程度の情報しかもらえなかったのが非常に残念であった。

 

 しかし、セミナーの後の個別事例のパネルディスカッションは面白かった。有名サイトの運営者が3人登壇し、「実際に何をやったのか」について話してくれた。

 これはそこそこ具体的な話をしてくれたので結構良かった。あまり長い時間はやらなかったが、こちらをメインにした時間配分だったらもっと面白くなったかもしれない。

 

 パネルディスカッションが終わると、後は申し込んだ人だけが参加するワークショップがあるだけで、全体としては解散である。

 僕はワークショップを申し込んでいなかったので、これで終了だった。もっとすごいことが起こるんじゃないかと期待ていたが、なんだか消化不良気味に終わってしまった。

 せっかくGoogleに来たのだから、なんか記念にほしいなぁとも思ったが、ここは観光地ではない。お土産屋さんのように「Googleに行ってきましたまんじゅう」だとか「Androidカステラ」とか「AdSenseクッキー」なんてあるわけ——

 

 

 

 

 

 

 

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 あったぁぁぁぁ!!! なんとアンケートに答えたらAdSenseクッキーがもらえたのだ!

 なんだこれ! なんでこんなん作った!?

 

 AdSenseクッキーを大事にしまいつつ、バーカウンターに目をやるとお菓子がいっぱい並んでいた。またこれも自由に食べていいという。

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「健康なんか……どうなったってかまわない!」という覚悟を感じ取れる鮮やかなGoogleの文字。

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 こんな風に何でもかんでも自由に取らせれば喜ぶと思うのは大間違いである。

 まぁ、全部取ったけど……美味しかったけど……

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 見晴らしのいい席でおやつタイム。

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 なんとお酒も飲み放題だった。

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 でもセミナーに来てお酒をもらう日本人なんてそうはいないだろうにw

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 ……モヒートもらいました。

 

 

 

 

 Google、最高だよね☆

 

 

 

 

 

 

 さて、帰る前にGoogleの社員さんとも少し話したのだけれども、このサミットは手探り感満載だった。Googleに来られただけでも結構楽しいのだから、もうちょっと工夫すれば相当面白いイベントになったはずだ。

 根本的なところで良くなかったのは、参加者に「なぜ呼ばれたのか」を理解させないまま呼んだことだろう。ビジョンを提供しなかった。だから参加者はどう行動するのが正しいのかを判断出来ず、ただ座って話を聞くだけで終わってしまった。AdSenseの猛者と言ってもそれは同時にGoogleに生殺与奪を握られているようなものなので、自分の判断で勝手に行動するなんてことは到底出来ない。すごい人達が集まっているのに、なんらかのクリエイティブなアクションをしやすい場でなかったのは、非常にもったいない。

 

 とはいえ、結構ボロクソに言っているようだけども、楽しかったのでまた開催されたら行きたいと思う。

 とりあえず以下の点を実行すれば、個人的には相当面白くなるんじゃないかと思う。

・サミットの目的を明確化して周知

・承諾した参加者の情報をGoogle+で限定的に共有し、コミュニケーションを促進

・懇親会を「日本人の懇親のためのアーキテクチャ」として設計する

・レジュメでセミナーの時間を短縮し、パネルディスカッションの時間を増やす

 特に懇親会をうまく設計してほしいと思っている。

 たとえば当ウェブ研はCGMメディアを主に作っているのだけど、そうなってくるとスマホゲームを作っている人やブロガーやなんかとはやってることが大きく違う。だから互いに懇親を図ろうとしても、使う用語すら通じないことだってあるだろう。おまけにいろんな人と懇親を深めても互いのサービスには全く役立たないなんていうこともあり得る。

 したがって「AdSenseユーザー」で一緒くたに懇親会をしても無駄が多く、分野ごとに集めたほうがいい。

 もっと言うと、どうせ放っといてもみんな積極的には話さないから、分野ごとの班に分け、それぞれの席も決め、Google側で決めた順番で強制的に自己紹介や個別事例を話すようにしたっていいくらいだ。

 異分野との交流が無意味だとは思わないが、せっかく集まっているのだから同じ分野で交流をどんどん促進させてこそ面白くなるはずだ。

 

 また、パネルディスカッションはゲスト以外を登壇させたっていい。共有した参加者情報があれば、「登壇してもらいたい方がいるという方はいませんか?」とでも聞けば他薦で登壇候補が何人も出てくるだろう。そうなれば実際に登壇してくれる人もいるはずであり、実際にAdSenseで稼いでいるのだから、適当に質疑応答を進めれば面白い情報をしゃべってくれるだろう。

 

 というわけで、次回はもっと面白いイベントになってくれることを願っている。めっちゃ願ってる。

 

おまけ

 ちょうどオクトーバーフェストがやっていたので帰りに寄ってみた。

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 いろんなビールとドイツ料理。大人の縁日という感じ。

 

 なんだかんだで結構楽しい一日でした。

 Google先生、ありがとうございました!

 

 

他の方の記事

 この記事では真面目にイベント内容を書いていないので、詳しく知りたいという方は他の参加者の方が書いた記事を読んでください。

 

Google AdSense日本版公式ブログ

 Inside AdSense : 2014 AdSense Partner Summit in 東京を開催しました

 参加者みんなで記念写真を撮るとのことだったが、僕がラウンジに行った時にはもう撮影が終わっていた……

 

・参加者の記事

 Googleで聞いたサイトを中長期的に成長させるポイント | iscle[イズクル]

 AdSense Partner Summit in 東京に参加してきたので、セミナー内容のメモをシェアします | Someya Masatoshi.jp

 【レポート】AdSense Partner Summitに行ってきた!ユーザーに焦点を絞れーー!!| らふらく^^ ~ブログで飯を食う~

 Google Adsense Partner Summit in 東京! | Yujiro Sakaki Website

 5/25「AdSense Partner Summit in 東京」に参加した | アフィリエイト執事ブログ

 Google の「2014 AdSense Partner Summit in 東京」に参加してきました | なにごとも経験

 2014 AdSense Partner Summit in 東京に行ってみた | TRIVIAL TECHNOLOGIES 4 @ats のイクメン日記

 Google AdSenseの東京イベント・セミナーに行ってみた。アドセンスのお勉強|ミマコの素肌美人ブログ

 AdSense Partner Summit in東京

 

追記 

 モバイル端末でいくつかの画像が上下逆になるのを修正しました。

イマドキ一般人が在宅で稼げるナウい方法のまとめ

 特別なスキルを必要とせず、家から出ず、なおかつ少しくらいなら稼げるんじゃないかという方法をかなりざっくりとまとめてみた。

 何を調べればいいかもわからない人にとっては、こんなものでもそこそこ有用であると思う。学生や主婦、そして愛すべきニート達の役に立てれば光栄である。

 ちなみに、データ入力のような前時代的な仕事は割愛した。ナウくないので。

 

Naverまとめ

http://matome.naver.jp/

 

【ハードル】かなり低い

【現実的な収入】月数千円

 

 なんだかんだでやっぱりNaverまとめはすごい。煩雑な作業がなく確実にお金を得られるという点では最高峰だ。

 まとめ制作のハードルは低いものの、どういうものがウケるのか要領よく学んでいける人じゃないと月数千円稼ぐのも楽じゃないかもしれない。逆に、要領のいい人が運とセンスと時間に恵まれていれば月数万も不可能ではない。

 

YouTube

https://www.youtube.com/

 

【ハードル】低そうに見えて実はやや高い

【現実的な収入】月数百円

 

 ご存知YouTube

 YouTubeでは動画に広告を付けることが出来る。そしてその広告をクリックした人がいれば、その分だけ報酬が動画投稿者に支払われる。

 しかし広告を付けることが可能なのはそこそこ閲覧数を稼いでいる動画の投稿者のみであり、自分の意思でいざ始めようと思った時に始められるものではない。その点でハードルはやや高いと言える。

 しかも、広告を付けたからといってすぐに儲かる訳ではない。相当の閲覧数を稼がないと大した収入にはならず、なんのスキルもない人が普通にやって得られるのはせいぜい数百円かと思われる。

 ただ、何か特別に秀でたものを持っていなくても、顔を晒して突飛なことをやり続ける覚悟があれば、月1万円以上稼げるかもしれない。

(そんなメンタルとアイディアがあれば他でもっと稼げそうな気もするがw)

 

ニコニコ動画

http://www.nicovideo.jp/

 

【ハードル】そこそこ低い

【現実的な収入】不明

 

 ニコニコ動画にもクリエイター奨励プログラムというのがあり、人気動画の投稿者は稼げるようになっている。

 プログラムに参加するにはプレミアム会員である必要があるが、申請すればいいだけなのでハードルはそこそこ低いほう。

 しかし、これもYouTubeと同様に何か秀でたものか、もしくは覚悟がないと非常に難しい。

 また、現実的な収入を明言出来るほどの情報が集まっていないため、なんとも言えない。

 

FX

【ハードル】普通

【現実的な収入】月数万

 

 楽して稼ぐ方法の定番であるFXだが、大きなリスクを負って小さな楽を得ているだけなので、むしろプラスマイナスで言えばマイナスである。

 しかし、稼げないこともない。僕もやってみたことがあり、数万は稼げた。ただ、思った以上にきつく、続かなかった。リスクや労力を考えると割に合わなすぎるので、紹介しといて言うのもなんだけど普通の人はFXなんてやるもんじゃない。本来ならここに挙げるべき方法ではないが、警告したいがために挙げといた。

 そもそも大してナウくないので、ナウに生きるピープル達には全くフィットしないはず。

 

ブログ

【ハードル】やや低い

【現実的な収入】月数百円

 

 自分でサーバーを借りてブログを作るのでなければ、どこかのブログサイトで自分のブログを開設することになる。そして後は文章を書けばいい。そこまでのハードルは非常に低い。

 ただし収入を得るには、広告を貼らなければならない。広告はブログサイトで用意してくれるものではなく、ユーザー自身がGoogle AdSenseAmazonアソシエイトのアカウントとを取得して利用する。それが少しだけ面倒なのでハードルは「やや低い」にした。

 もちろんブログに広告を貼ったからといってすぐに稼げるわけではない。最初は月千円を超えるのも難しいだろう。もし始めた月に千円を超えたら才能があるので、続ければ月数万円も充分に狙える。

 利用するブログサイトのオススメは、はてなブログだ。何も知らずに始めても、いい記事を連発すれば確実にアクセスが集まる。また、広告を貼る方法を丁寧に教えてくれる人がたくさんいるので、よくわからなくても始められるところがいい。

 無料のはてなブログでもAdsenseの審査は通るのか - 働き者ブログ

 はてなブログでGoogle Adsenseを始めるために僕がやったこと - マトリョーシカ的日常

 

書評ブログ

【ハードル】やや低い 

【現実的な収入】月数百円

 

 書評ブログも普通のブログと同様、Google AdSenseAmazonアソシエイトを利用する。本を紹介するのでAmazonアソシエイトの収入が多くなるが、まぁ大して稼げるものではない。人気ブロガーにならないとびっくりするくらい稼げないだろう。

 

 しかし、これは結構オススメ。

「遊ぶ金欲しさ」という容疑者みたいな動機で始めようが何だろうが本読む機会を作るというのは非常に良いことだ。

 書籍を読み続けることが出来れば、必然的に多くの知識や考えに触れることになる。書評ブログで全く稼げなくても、長い人生の中ではその経験が大きな財産になる。簡単に始められるので、読書習慣のためだけに始めてみるのもアリかと。

 

note

https://note.mu/

 

【ハードル】かなり低い

【現実的な収入】未知数

 

 ブログで稼ぐなら、あえてnoteを選ぶのもなかなかナウいと思う。 つい最近にリリースされたサービスだからだ。

 どんな感じかは、たとえばここをちょっと覗いてみればわかるだろう。こんな感じで色んな制作物を発表出来る。

 特筆すべき点は、コンテンツへの課金がめちゃくちゃ簡単に出来るというところだ。「有料」を押して金額を決めればすぐにコンテンツを売れるのだ。売上金の振込み先の設定も極めて簡単。

 

 ただ、まだ市場の形があやふやで、どうすれば稼ぎやすいかが非常に不明確だ。だからまだ本格参入する人は少ないが、それはスキルのない人にも大きなチャンスがあるということでもある。

 先に一定のポジションを獲得しておけば、それだけで大きな利益となる可能性がある。noteがこれから大きな存在感を発揮してくるサイトになるのは確実と思われるので、とりあえず乗っかっておいて損はないだろう。

 

アプリ☆メーカー

http://appli-maker.jp/

 

【ハードル】普通

【現実的な収入】月1万円前後

 

 我らがウェブ研のサービスで、Twitterアプリを簡単に作れる。

 ウェブ研の理念はざっくりと言えば「娯楽と教育と収入源の再分配」なわけだが、アプリ☆メーカーは今のところそれを最も実現しているかもしれないサービスだ。

 

 サイト利用自体のハードルは低いが、広告収入を得るための設定で少々面倒な部分もあるのでハードルは「普通」とした。ただし、普通のブログと同じようにGoogle AdSenseを利用するので、既にGoogle AdSenseアカウントを持っている人にとっては非常に低いハードルで稼ぎ始められるサイトである。

 

 アンケート調査では表示閲覧数1につき0.2円くらいが相場。Twitterで拡散されないとサイトの常連しか見に来ないので広告などあまりクリックされず、0.2円を下回る。逆にTwitterで拡散され始めると新規ユーザーが多く流入し、クリック率が上がって0.3円以上になったりもする。

 Twitterの「トレンド」に乗ってがっつり拡散されることもあり、そうなると一気に数万円が入るが、そんなのはなかなか狙えない。そこそこのものをいくつか作って1万前後というのが現実的なライン。

 

 アプリ☆メーカーでの稼ぎ方の詳細は以前記事にしたので、そちらを。 

 運営側がGoogle AdSenseでニートでも簡単に1万円稼げる方法を教える

 

suzuri

https://suzuri.jp/

 

【ハードル】かなり低い

【現実的な収入】未知数

 

 ネットだから実物ではなく、情報で価値を創り出すしかないなんて考え方は古い。

 また、現物を売る場合は先行投資が必要になるのでリスクがあるなんて考え方も古い。

 ノーリスクで現物を売ってしまえるようなナウいサイトなんざ今時いくつもある。suzuriもその一つだ。

 

 suzuriは商品ページから商品が購入されてから生産して発送する仕組みだ。だから先行投資皆無で始められる。登録料?そんなナウくないものは存在しない。ユーザーが先に払うものなど何もないのだ。

 商品ページの作り方もびっくりするほど簡単。1枚の画像をアップロードするだけだ。商品ページにあるのは、その画像がデザインされた、いわば商品アイディアなのだ。この時点で現物は存在しないため、ユーザーは何も支払わなくて済むし、在庫リスクもない。

 そして売上金の振込先の設定も簡単である。

 

 ここまで簡単だと、とりあえず商品を作りまくれば少しは稼げるはずだ。

 たとえカレンダーとか度量衡換算表とか路線図のiPhoneケースなんて人目に触れることさえ出来れば誰かしら買うだろう。

 また、ニッチな商品をノーリスクで作りまくれるので、何かを網羅してしまう類の超ロングテール商法が使える。

 たとえば名字カップや名字iPhoneケースなら、一つ一つの商品は買ってもらえるか危ういが、メジャーな名字を網羅してしまえば買ってくれる人は必ずいるだろう。ハンコだとかおみやげ屋の名前キーホルダー的なやり方だ。画像制作も文字を置き換えるだけなので非常に楽である。画像制作が少々面倒になるし、これはスキルになってしまうが、書道をやっている人が達筆な字で書けばさらに売れそうである。

 スキルがなくても、他にも著作権のないものを使えば商品は作れる。名画だとか文化財だとか青空文庫だとか、使えるものはいくらでもある。画像化さえ出来ればいいのだ。著作権切れカメラマンの有名作品のTシャツなんていうのは普通にかっこいいと思うし、古着屋の多い通りによくある無駄に高いオリジナルショップもそんな芸の無いTシャツばっかだし、一定の需要はあるはずだ。

 

 従来のビジネスだと商品単体で採算に合わないといけなかったが、suzuriなら関係ない。売れないものをいくら作ったって一銭も払う必要はなく、単純に売れたぶんだけ儲けになる。競合が少ないうちに、ニッチでコアな商品を作りまくれば必ずいける。

 ただ、唯一の問題点は、商品が人目に触れる工夫をしないと全く売れないかもしれないということだ。suzuriもそこのところは上手くいくように頑張るだろうが、今のところは各自で頑張るしかない。

 

LINEスタンプ 

https://creator.line.me/ja/

 

【ハードル】不明。

【現実的な収入】未知数だが、当たればかなりでかい

 

 つい最近、LINEスタンプの販売が一般開放された。市場の大きさを考えると、これはとんでもないことである。

 画像を作りさえすればいいので、ハードルもそこまで高くないと思われる。

 オリジナルイラストでないといけないので、一見スキルが必須である。しかし、画力が必要でないコンテンツはいくらでもある。当然そういうものは競争が激しいし、すぐにやり尽くされてしまうものだが、スタンプ販売は解放されたばかりである。すでに競争は厳しいだろうが、今なら充分に戦える。

 また、稼げる可能性は低くても、ヒットした時の収益が非常に大きいことが予想されるため、オッズとしてはそれほど悪くない。

 

オリジナルのウェブサービスを作る

【ハードル】高い

【現実的な収入】不明だが、当たれば最強

 

 今の時代、やはりこれが最強である。オリジナルのウェブサービスで稼ぐには、スキルとアイディアが必須だが、その両方を自分でやる必要はない。分担するか、お金を出して人にやらせれば、スキルもアイディアもないままにウェブサービスを作ることだって可能っちゃ可能だ。

 僕自身も、プログラマーと比較すればスキルゼロと言っていいだろう。それでもなんとかオリジナルのウェブサービスを作れている。

 だからみんな作ろうぜ! この道はめっちゃハードモードだけどな!

 ウェブサービスを作る若者のためのグループも作ったので、この道に首突っ込んじゃった人はウェルカム!

 

 おわりに

 というわけでいろいろ紹介したが、イマドキはナウい稼ぎ方がいっぱいあるのだ。

 特にオススメなのはNaverまとめとアプリ☆メーカーだ。この2つが一番無難であり、これで月千円以上稼げない人は、おそらく人にコンテンツを提供するという行為自体が向いていない。金が欲しけりゃどっかでバイトしたほうがいい。

 次にオススメなのは、LINEスタンプとsuzuriだ。LINEスタンプは当たりがでかそうなのが良く、suzuriは仕組みが非常に面白い。

 

 これらはどれか一つを頑張ってみるようなものではない。片手間に遊びながら、3つか4つを平行してやるものだ。そうしてだんだん要領をつかんでやることを絞り、本当に片手間のまま稼ぐのが理想である。

 

 ここに挙げた他にもかなりナウい方法があるだろうし、ナウく稼ぎたいならば調べてみる価値はあるだろう。

 また、最近はお金をやりとりするウェブサービスがどんどん出てきているので、もっともっとナウい方法だって出現してくるだろうから、アンテナを張り巡らせて損はない。

 

 そしてもちろん、「新しい収入源の提供」を理念として掲げる我がウェブ研もそういったサービスをリリースしていきたいと思っている。

 

 がんばるぜー

 

Webサービスを作る若者達のWebサービスを紹介!

Webサービスを作る若者の集い」の参加者も少しずつ増え、紹介出来るものが増えてきた。そういう訳で参加者のサービスをちょっくら3つ紹介したいと思う。

 

PositionStrategy 

業績比較&グラフ化サービス - PositionStrategy

 

 まずは先日「Web界隈のルーキーをチェックして後から「ワシが拡散したおかげ」と言い張る準備をしよう!」で紹介した期待のルーキーid:kiiitaさんのサービスだ。

 これは企業の業績をグラフで示し、比較も出来るサービスだ。シンプルでわかりやすい、優れたUIであるので、ストレスを感じずにさくっと使うことが出来る。とても良いサービスだと言える。

 ただシンプルでわかりやすい反面、情報量はそこまで多くない。軽く調べるぶんには重宝されるが、詳細に知りたい場合や違った側面からの比較を見たい場合、他のごちゃごちゃしたサイトに移動してから調べ直す必要がある。何度も訪れるユーザーはそういう動作を強いられることを繰り返すうちに、使いづらい他のサイトに慣れ、初めからそっちで調べるようになってしまう気がする。

 そういう意味で、「良いサービス」であるものの「強いサービス」とは言い難いかもしれない。

 しかし使いやすさ、わかりやすさでは他の多くのサイトを上回っているはずので、企業の情報の他に、より詳細な情報やより高度な機能をもつようなサイトへのリンクがあるといいかもしれない。それなら初めから他のサイトを参照するつもりでいても、PositionStrategyでさくっと調べ、そこにあるリンクから各サイトの細かい情報を参照するのが一番楽な調べ方になるということもあり得る。

 また、バイラルに拡散していく要素も薄いため、良いサービスなのにどうしても多く人に知ってもらうのが難しい。あくまで業績を見せるサービスであって、別に拡散するようなものを提供していないのだから当然っちゃ当然なのだが、大規模な広告を打つことが出来ない個人である以上、無理矢理にでも「知られる」工夫をする必要がある。それが機能に組み込まれたものだと理想的だが、この場合はそれが難しいので、僕だったらツイート絡みで何か策を講じるかもしれない。

 とはいえ、作った本人は「強いサービス」であろうとしていないのかもしれない。それならこんな風にああだこうだ言っても大きなお世話にすぎないのだが、とても良いサービスだけに、あまり知られていないのがなんだが悔しい。

 

PatentField

PatentField | 無料特許検索

 

 こちらはid:naoya_yさんのサービス。高度な特許検索が可能で、かなり使える。はず。

 僕は特許を調べる機会もなかなかないので細かい点を判断できないが、ざっと使った感じだと結構良さそうに思える。

 

Yomomo

おすすめ本を教え合う ちょっと知的なインターネット | Yomomo

 

 最後にid:shgamさんのサービス。僕も「言葉」や「小説」に強みを持っているし、こういうコンセプトのサービスは大好きである。

 ただ、コンセプトを形にすることと、コンセプトを実現することはイコールではない。コンセプトを実現するのは本当に難しく、このサービスもそこに苦労しているように見受けられる。ユーザー数も多くなさそうだ。

 このサービスはCGMであるため、ある程度のユーザーがいて、サイトの歯車が回っている状態で初めてサービスとして成り立つ。だからまずは非ユーザーがユーザーになる動機がどこにあるのか、それをコンセプトの中から見つけ出しコントロールする必要がある。

 また、「薦める」ことに特化したサイトであるために、機能の一部分に拡散する要素を仕込めそうな気もする。

 こういうサービスは大好きなので、本当に成功を願っている。

 

 

 というわけで3つ紹介したが、グループを作ってから日が浅いうちからこんなにハイレベルなサービスが集まるとはびっくり。僕自身はプログラマーではないので、「すごいなー」と感心するばかりである。

 

 今後も紹介できそうなものを見つければ順次紹介していきたいと思う。

 

「自分のサービスも紹介してもらいたい!」という人は、是非グループに参加してください!

 はてなブログ持ってないから入れない? なら作って入れ! はてなブログ結構いいよ!

 

Webサービスを作る若者の集い - はてなブログ グループ

Web界隈のルーキーをチェックして後から「ワシが拡散したおかげ」と言い張る準備をしよう!

 メディアで紹介されるWeb界隈の無名のルーキーというのは、既に活躍していて実際には無名ではないか、本当に無名だがその後も残念なことに無名であり続ける。そんな勝手な偏見を僕は持っている。

 そもそもネットで何かをやってのければあっという間に拡散してしまうため、既に何かをやってのけたのに無名であり続けるのは難しい。また、これから何かをやってのけるだろうと思われる人々をこの広大なネットから見つけ出すのも、そう簡単に出来ることではない。

 だからいろいろと仕方ない部分もあるのだろうが、それにしたって今の状況はつまらない。無名の日本人ルーキーがWeb界隈に名乗りを上げ、次第にカリスマ性を帯びながら次世代のキープレーヤーに成長していく。やはりそんなストーリーがあったほうが断然盛り上がる。そうして登場したルーキー同士の競争や協力、そして過去の成功者たちとルーキーたちの対立なんていうのがあればもっと素晴らしい。

 しかしWeb界隈をそんなストーリーで演出してくれる人がいない。でも欲しい。ならば答えはシンプルで、そういうストーリーが生まれるきっかけを自分で作ってみるしかない。

 

 という訳で、今回は「Webサービスを作る若者の集い」に参加している期待のルーキーを「ワシが拡散したおかげ」と言い張れるくらい偉そうに紹介しようと思う。このグループにもちらほら入ってくれる人が現れ、5人になった。グループのコンセプト的に参加者が増えにくいとは思っていたが、聖剣伝説をやっていて何もやっていなかった期間にいつの間にか1人から6人になっていたので、これからちょくちょくPRしていけば結構増えちゃうかもしれない。

 

 さて、今回紹介するルーキーはルーキー中のルーキー、それもデビュー前の素人モノです。こうやって紹介するといかがわしい感じになってしまうが、たぶんちゃんとした人である。

 そのルーキーとは、id:kiiitaさんだ。「正しいグロースハックができるように、Lean Analyticsを学ぼう 〜この夏絶対流行るリーンアナリティクスとは〜」という記事を筆頭にリーンアナリティクス関連で人気を博したので知っている人も多いかもしれない。

 リーンアナリティクス関連の記事を読めばわかると思うが、僕と比べると非常にしっかりしたお方である。思考の一端に堅実さを感じる。恐らく高い能力を持っているだろうし、仮に持っていないくても、これから間違いなく獲得していくだろう。

 ただ、面白いのはそこではない。あとでかっこいい公式サイトを見てほしい。彼は二人組らしきチームで活動している。そして今年就職し、二年後に再スタートというワンピース的展開を予定している。ワンピースだとそこからどんどんつまらなくなくなるのだけど、彼らはきっと面白いことをしてくれるんじゃないかと思っている。

 

 こんな風に楽観的な感じで紹介しているが、この先どうなるかはわからない。一旦なにかを「変える」ようなサービスを世に発信することが出来れば、彼らの能力なら上手く軌道に乗せられそうではある。ただ、その「変える」という最初の一歩が一番難しいために、やはり能力があれば一概に成功するとは言えない。能力がなければ何も進まないが、最初の一歩がなければ何も始まらないのだ。だから今後、「変える」力をより強くするか、もしくはそれに長けたトリックスター的人材を獲得する必要があるだろう。

 もしかすると実際は強力な「変える」力を持ったチームであるかもしれないが、それならばもう既に専業で充分に戦えるはずだし、それが可能なのに一旦就職しているとしたらつまらなすぎる。スタートアップで成功する人間がそんなにつまらない人間であって欲しくはないので、今はまだ「変える」力がそこまで強くはないに違いない、と申し訳ないが勝手にそう決めつけている。トリックスター的なヤバイ香りもしないし。

 

 この二年間で彼らはどれくらい成長するのか。実に楽しみだし、応援している。

 一体どんなサービスを世に発信するのか。

 Web界隈にどんな影響を与えるのか。

 僕やこれを読んでいる人達の歩む道と、彼らの歩む道はどんな交わり方をするのか。

 わからない。何もわからないが、ただ一つ確かなことがある。

 

 ——2016年、期待のルーキーがデビューする。

 

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